ひらの先生&ゼミ生のもっと開運アドバイス

あなたの悩みに、ひらの先生とゼミ生がアドバイス!開運まちがいなし!

森霜雪華さんからのご相談

相談内容:恋愛23歳、彼氏なし。同世代と比べて浮いた話がなく惨めです……

和歌のたとえ月の曇るがごとし(月が曇っているようなものだ)

お告げの和歌眺むれば恋しき人の恋しさに 曇らば曇れ秋の夜の月(月を眺めていると恋しい人がもっと恋しくなってしまうから、曇るならば曇ってくれ、秋の夜の月よ。)

恥ずかしながら、私には彼氏が今までいたことがありません。今年で23歳になるのですが、そもそも異性からあまりそういう対象にされたことがありません。全くそういう人がいなかったわけではありませんが、あまりにも年上すぎる人などでした。いなくても恥じゃないという考え方もありますが、自分には同世代の人と比べてあまりにも浮いた話がなさすぎるため、惨めさと悲しさを感じます。アドバイスをお願いします。

ひらのゼミ生コギ犬からの開運アドバイス

森霜雪華さん、はじめまして。コギ犬と申します。
お悩みに精一杯寄り添えるよう、アドバイスをさせていただきます。

まずは、ご相談内容について確認していきましょう。
森霜雪華さんは、同世代と比べて浮いた話が少なく、23年間一度も恋人ができなかったことに負い目を感じていらっしゃいます。「周りは恋人がいるのに」「どうして自分にはできないんだろう」そんな感情が自分の胸の内でモヤモヤと、まるで歌占いの結果が表す雲のように、森霜雪華さんの心に覆いかぶさっていますね。

“周りとは違う自分”が不安で、心配になる気持ちはとてもよくわかります。
私もつい、周りと比べて落ち込んでしまうことがあるからです。
ですが、周りに合わせることや比較することばかりに集中しすぎて、大切なことを見失わないように気をつけてくださいね。

それでは、お告げの和歌について詳しく解説していきましょう。この和歌は、月が曇っている情景を詠んだ歌になります。

「眺むれば恋しき人の恋しさに 雲らば曇れ秋の夜の月」
――月を眺めていると、恋しい人がもっと恋しくなってしまう。それならばいっそ、秋の夜の月なんて曇ってしまえばいいのに。

月を眺めているのは森霜雪華さんご自身です。その視線の先には《月》がありますが、これは恋人のいる同世代の方、つまり森霜雪華さんが憧れを抱くカップルたちに当てはまります。キラキラと輝いて見える彼らを見ていると、自分も「恋しき人」が欲しくなってしまう。そんな心の内をかき消そうと、目の前を雲で隠し、自分の本当の気持ちまでもわからない状況にしているのです。

大切なのは、「周りと同じ」ということではなく、「自分がどうしたいか」という気持ちの部分だと思います。この23年間、恋人がいなかったことはこれっぽっちも恥ずかしいことではありません。それは、森霜雪華さんが心の底から「恋人が欲しい」と願わなかったからなのかもしれません。23歳はまだまだ若いし、これからきっとさまざまな出会いがあるでしょう。焦ることはありません。

そしてふと気付いたときには、周りとは異なる自分の状況に不安を抱いているのではないでしょうか。
和歌のワンポイントアドバイスにもある「なげやりになっていませんか。目の前のことを丁寧に」とは、このような状況になったときに、焦って自分の意思とは異なる行動をとってしまわないように気をつけてね、という神様からのお告げだと考えられます。

どうか周りに気を取られすぎて、自分の本来の気持ちを見失ってしまわないように気をつけてください。
「周りがこうだから」ではなく、「自分はどうしたいのか」を常に心に問いかけながら、この先も素敵な人生を歩んでくださいね。

森霜雪華さんが周囲のことなんてどうでもよくなるくらい魅力的な方とご縁が結ばれるよう、陰ながら応援しています!

※今回のお悩みは「コギ犬」のほか、「いくら」からの回答も上に掲載していますので、よろしければあわせてご覧ください。

すみかさんからのご相談

相談内容:仕事・就職結果の和歌を自分の悩みとどう関連づけたらよいでしょうか……

和歌のたとえ水に流るるもののごとし(水に流れるもののようだ)

お告げの和歌いづくをばおの住処すみかと思へども むる心を宿と定めよ(どこが自分の居場所だろうと思うかもしれないが、それを探し求める心こそが拠りどころになるのだ。)

演劇関係の仕事をしております。しかし、なかなかそれだけでは食べていけず、アルバイトの日々を送っています。占いでは、「多く仕事を得るには今後どうしていけばよいのか」「仕事が得られる人間になるには何を心がければよいのか」を聞きました。答えは自分の中ということですが、いまいちわからないというか、ピンとくるものがありません。それと和歌とをどう関連づけて考えればよいのでしょう。

ひらのゼミ生だんごむしからの開運アドバイス


はじめまして、すみかさん。
演劇関係のお仕事をされているのですね。アルバイトもしながら、努力を続けていらっしゃるとのこと。お仕事に対するすみかさんのご苦労や真剣さが感じられました。やりたいことがある人って本当にかっこいいです。そんなすみかさんが歌占で占ってくださったことをとても嬉しく思います。

自分の悩みと和歌をどう関連づけて考えればよいかということですが、実は、歌占の結果がいまいちピンとこない……ということはよくあるんですよ。どんなお告げなのか、自分と向き合いながらじっくり考える時間も、神さまからのプレゼントなのかなぁと私は思っています。

和歌を自分で読み解くコツを三つ、お伝えしますね。

①いちばん重要なのは和歌。自分の悩みに合わせて和歌の意味を考える。
②占う内容はYESかNOで答えられるくらい具体的にする。
③絵とたとえもヒントになるので、じっくり向き合う。

この三つを頭に置いて占うと結果がすーっと入ってきやすくなりますので、次回からぜひ、お試しくださいね。

今回メッセージを読ませていただいて、「演劇関係のお仕事を多く得るにはどうしたらいのか」が、すみかさんが最もお知りになりたいことだろうと感じました。お力になれるように頑張ります。改めて一緒に読み解いていきましょう。

まず、和歌を見てみましょう。

上の句には「いづくをば己が住処と思へども」と、なんと「すみか」の文字があります!すみかさんとこの歌とのつながりを感じずにはいられません。この句はまさに、今のすみかさんを表しています。演劇関係の仕事で生きていきたいけれど、どうしたらよいものかと悩まれているすみかさんです。

下の句は「尋むる心を宿と定めよ」どうしたらよいか探る心を拠りどころにしなさい、という神さまからのメッセージです。諦めずに努力されているすみかさんを、神さまはきちんと認めていることがわかります。

では、どうしたらよいか。探る心を拠りどころにするとは、どういうことなのか。もっと掘り下げてみましょう。

ひとつは、悩むことや考えること、それ自体に意味があるということです。神様は不安にならなくていいよ、大丈夫だよと伝えているのです。

さらに、私から提案させていただきたいのが、「アルバイトのご経験やこれまでの人脈を演劇関係の仕事につなげる方法を考えること」です。

それはなぜなのか。まず、たとえを見てください。

たとえの文には「水に流るるもののごとし」、水に流れるもののようだ、とあります。

絵には水面が波打つほどの勢いがある川の中に二つの流れがあり、手前の流れには流木のようなものが描かれています。

二つの流れはそれぞれ、アルバイトと演劇関係のお仕事を表しています。流木はすみかさんです。やりたいことなのかということは別として、現状、アルバイトの日々を送られているとのこと。手前がアルバイト、奥が演劇関係の仕事を示しているようです。流れの様子から推察すると、今すみかさんは、かなりの激動期にいらっしゃるようですね。演劇関係の流れに移りたいのですよね。ただ、どちらも同じ川であることから、アルバイトと演劇関係のお仕事は切っても切り離せないということがわかります。だからこそ、アルバイトの経験や人脈を演劇につなげる方法を考える必要があるのではないでしょうか。

どんな川もどんな流れも行き着く先は同じ、大海原です。今は流れに翻弄されて大変な思いをされているかもしれませんが、いずれ、どちらの流れも広大な海へたどり着きます。行き着く先で、すみかさんが望まれているお仕事がたくさん、待っていますように。

これからについて漠然と悩むのではなく、そのもう一歩先を見通してどうしたらよいのか考えてみましょう、とこの歌はすみかさんに伝えたかったようですね。

大変長くなってしまいましたが、読んでくださってありがとうございます。また一人ではどうにもならないことがありましたら、ぜひここにいらしてください。一緒に読み解いていきましょう。

すみかさん、応援していますよ!

※今回のお悩みは「だんごむし」のほか、「侍り丸」からの回答も下に掲載していますので、よろしければあわせてご覧ください。

ももんがさんからのご相談

相談内容:仕事・就職趣味で収入を得られるようになりたいのですが……

和歌のたとえ薄き氷を踏むがごとし(薄い氷を踏むようなものだ)

お告げの和歌とにかくにただ行き過ぎてあるものを 危うきことは我が身なりけり(とにかく、ただこうして過ぎているのだが、なんとも危うい我が身なのだなぁ。)

ずっと専業主婦ですが、趣味で生け花と陶芸をやっていて、最近、生け花の先生方に自作の水盤の中でも特にできのよい物を見ていただく機会がありました。大変褒めていただき、3人の先生方から、作ってほしい、と言っていただきました。嬉しい反面、期待に応えるよい作品ができるか自信がなく心配です。そして心配な反面、花器作りか生け花で収入を得られるようになりたい、という願望もあります。薄氷を踏む、なんてちょっと心配になります。アドバイスをいただけると嬉しいです。

ひらのゼミ生水道橋からの開運アドバイス

ももんがさん、初めまして。水道橋と申します。今回はせいめい歌占をご利用いただき、ありがとうございます。

ももんがさんのお悩みは、生け花の先生方の期待に応えられるか不安であること、また花器作りか生け花で収入を得られるようになりたいことの2点ですね。私は生け花について詳しくないので、まず「水盤」について調べてみました。水盤は花を生けるために用いられる花器の一種で、生け花作品の一部として重要な要素のようですね。3人もの先生方から期待を受けておられるももんがさんは、きっと魅力的な水盤を作られたのだと思います。

つづいて、歌占の内容を確認してみましょう。ももんがさんは「薄氷を踏む、なんてちょっと心配」とおっしゃっていましたが、こちらの占いの結果は決して悪いものではないと思います。お告げの和歌には「とにかくにただ行き過ぎてあるものを 危うきことは我が身なりけり」とあります。右側の挿絵を見てみると、1人の男性が氷の上を歩いています。凍った池か何かでしょうか。和歌のたとえは「薄き氷を踏むがごとし」とあり、まさに挿絵の男性を指し示していると言えるでしょう。

さて、ももんがさん。突然ですが、挿絵の男性のように、凍った池の上を歩いたことはありますか。私の実家の近くには小さな池があり、小さい頃は凍った池の上を歩くことが冬の楽しみのひとつでした。凍った池の上を歩くのにはコツがあります。それは「慎重に進むこと」です。地上からは氷の厚さがわかりません。小石を投げたり、軽く踏んでみたりしながら、氷の厚さが充分かどうか確かめるのです。氷が自分の体重を支えきれることを確信して初めて、氷の上に立つことができるのです。後は一歩ずつ、この作業をつづけることで、上手に氷の上を歩くことができます。

ももんがさん、一体何の話だ、とお思いでしょう。しかし、先ほどの話を今回のお悩みに当てはめてみましょう。ももんがさんは現在、趣味として楽しんでいる生け花・陶芸で収入を得られたら、と考えていらっしゃいます。「収入を得る」という点で言えば、プロになることを考えている、とも言えるでしょう。しかし、どんな分野であれ、プロの世界というのは何が起きるかわかりません。もしかしたら、予期せぬ落とし穴に落ちてしまうかもしれません。それでは、せっかく取り組んできた生け花や陶芸を嫌いになってしまう事態もあり得ます。大切な趣味だからこそ、ここは勢いで動くのではなく、まずは目先の目標に集中することが重要なのではないでしょうか。

ももんがさんにとって、さしあたっての目標とは何でしょうか。それは「先生方の期待に応える作品を作ること」ではないでしょうか。3人の先生方は、きっとももんがさんの作品の魅力をご存知なのだと思います。ご自身の作品を見つめ直し、ももんがさんが納得できる作品を作ることができれば、おのずと先生方の期待に応えられる作品が完成すると思います。その先には、ももんがさんの「もうひとつの目標」への道がつづいているかもしれません。

ご自身が納得できる結果を得られることを、陰ながら願っています。そして、いつかももんがさんの素晴らしい作品に出逢えることも楽しみにしています!

すみかさんからのご相談

相談内容:仕事・就職仕事を多く得るには今後どうしていけばよいでしょうか……

和歌のたとえ水に流るるもののごとし(水に流れるもののようだ)

お告げの和歌いづくをばおの住処すみかと思へども むる心を宿と定めよ(どこが自分の居場所だろうと思うかもしれないが、それを探し求める心こそが拠りどころになるのだ。)

演劇関係の仕事をしております。しかし、なかなかそれだけでは食べていけず、アルバイトの日々を送っています。占いでは、「多く仕事を得るには今後どうしていけばよいのか」「仕事が得られる人間になるには何を心がければよいのか」を聞きました。答えは自分の中ということですが、いまいちわからないというか、ピンとくるものがありません。それと和歌とをどう関連づけて考えればよいのでしょう。

ひらのゼミ生侍り丸からの開運アドバイス

すみかさん、こんにちは! ご相談ありがとうございます。歌占の和歌は神様からのお告げ、きっとすみかさんの手助けとなるはずです。一緒に読み解いていきましょう。

まずは上の句「いづくをば己が住処と思へども」をご覧ください。

この句は「どこを自分の居場所だと思っても」という意味で、自分の居場所、つまり目指すところがわからなくなっている状態を指しています。今後の身の振り方を迷っているすみかさんのご様子とリンクするのではないでしょうか。

しかし、不安に思う必要はありません。この句の最後には「ども」という逆説の助詞が続いており、不安定な状態も長くは続かないよ、ということを暗に示しています。そして、下の句「尋むる心を宿と定めよ」では、居場所を探す心がこの状態から抜け出すよりどころなのだ、と締めくくられています。

そもそも、すみかさんが演劇の道を志したきっかけはなんでしょうか?

役者さんのお芝居に魅了された、作品の世界観に圧倒された……など、きっと何かしらの理由があると思います。この機会に、一度振り返ってみましょう。誰のどの部分が印象的でしたか? それを観た時、すみかさんはどんなふうに感じましたか?……こうやって思い出してみると、自分がどんなことに惹かれているかがはっきりわかると思います。

その次に考えるべきは「どうすればそれを実現できるのか」ということです。自分の周りで大きなお仕事を任せられている人、素敵だなと思う人をよく観察してみてください。その人は、どんなことが習慣になっていますか? 自分や周りの人にどんな姿勢で対応していますか? これらには、人から信頼を得るための何かがきっと隠れているはずです。あとは気づいたことをご自身が真似すれば、自然とその理想に近づいていけると思いますよ。

わたしは相談文とこの和歌を拝見して、「自分にとっての憧れや夢を見つめ直せば、自ずと進むべき方向がわかってくる」というお告げなのではないかと感じました。

何のために演劇をやっているのか。自分はどんな人間になりたいのか。

この答えは、すみかさんの心の中にだけあるものです。常に変化していく環境の中でも、それを突き詰めて行けば、きっとなりたい姿がわかってくると思います。

すみかさんにとって、この和歌も拠りどころの一つとなりますように!

※今回のお悩みは「侍り丸」のほか、「だんごむし」からの回答も上に掲載していますので、よろしければあわせてご覧ください。

QVC福島さんからのご相談

相談内容:恋愛告白して断られた後輩にどう接してよいかわかりません……

和歌のたとえ深き淵にいるがごとし(深い淵に入るようなものだ)

お告げの和歌深きより深き淵にぞ入りにける 思ひの絶へぬこの身なりけり(ずぶずぶと深い水の中に沈んでしまった。心配ごとが絶えないなあ。)

こんにちは、今回初めて利用しました。先日、部活の後輩に告白したところ断られてしまいました。でも彼女は今までのように接してくれています。それなのに自分は同じように接することができません。告白して断られたという事実を変えることができない中で、自分が彼女と上手く接することができないのは、自分自身の問題だとわかっているのですが、どうすればよいのかわかりません。こうやって悩んでいる状況は、深い淵にいる和歌の状況に合致していると感じました。どうすれば私は今までのように、彼女に接することができるのでしょうか?

ひらのゼミ生マルコ・デトックスからの開運アドバイス

QVC福島さん、こんにちは。お悩みを打ち明けてくださり、ありがとうございます。振られた側の気持ちのやり場ってわからないものよね。アタシなりに占いの読み取りとアドバイスをさせていただこうと思うのだけど、的外れなことを言ってしまってたらごめんなさいね。

早速だけど、和歌を読み解いていくわ。まず上の句「深きより深き淵にぞ入りにける」。これはとても深い水の中に沈んでしまったという意味ね。

そして下の句「思ひの絶へぬこの身なりけり」。これは心配ごとの絶えない身だという意味になるわ。まとめて言っちゃえばこの歌は、「深い水の中に沈んだことで心配ごとが絶えない」ってところかしら。

アナタの言うようにこの歌は、後輩に告白したけど振られて、その後の接し方がわからないっていう現状と重なっているみたいね。

ここでアナタの「これからどうすれば今までのように接することができるのか?」という質問に対しての答えを言わせていただくわ。アタシなりの答えは「自分のことよりも、頼れる先輩を失いかけている後輩のことを考えてあげるべきなんじゃないの?」ってこと。

アナタ自身、後輩さんが今までと変わらぬ態度で接してきてくれていることには気付いてるわね。

なんで後輩さんが変わらない態度で接してきてくれてるのか、アタシの勝手な予想なんだけど、それってアナタに好意があるからじゃないかしら。もちろん好意といってもLOVEとは違うわよ。後輩さんはアナタのことを先輩として好きでいてくれてるんじゃないかって、アタシ思うの。部活の先輩って優しくて頼り甲斐があって、本当に格好よく見えるものよね。きっと後輩さんから見たアナタもちゃんと格好よく見えてると思う。もしそんな格好いい頼れる先輩から好きだと言われたら、戸惑うだろうけど嫌な気持ちにはならないわよ。

でもそれで、その告白を断った後に先輩が急によそよそしくなったらどうかしら? それこそ最悪よ。格好悪いわ。後輩さんは何も悪いことしてないのに、尊敬する先輩が勝手にいなくなるなんてね。

水の中に沈んで心配事が絶えないのはアナタだけじゃないと思うわ。後輩さんだってアナタが接し難くなっちゃったんじゃないかって心配して、無理矢理普段通り接してるのよ。すごくイイ子じゃない。

もちろん告白した手前、恥ずかしい気持ちもわかるわ。異性としての好意を伝えた後で、先輩後輩として振る舞うのは変なんじゃないかって思うわよね。

でも、アタシ思うの。異性としての好意と後輩としての好意は両立できるって。異性としても後輩としても好意を持って見てるってことでいいじゃない。そんなに深く考えないで、すっきりと生きてく方が上手くいくことも世の中あると思うわ。

色々勝手なこと言ってしまったわね。ごめんなさい。それでもアタシなりに真剣に考えてアドバイスをさせていただいたわ。アタシのアドバイスが水に溺れたアナタにとって、藁くらいになれてたとしたら幸いよ。

ちなみになんだけど、アタシ自身も今、人生という荒波に飲み込まれないように必死なの。世の中、本当に息が詰まることばっかり! だから苦しくなったら息継ぎするのってホント大事よね。

アタシだって頑張るからアナタも頑張りなさいよ~!!!

※今回のお悩みは「マルコ・マルコデラックス」のほか、「侍り丸」からの回答も下に掲載していますので、よろしければあわせてご覧ください。

QVC福島さんからのご相談

相談内容:恋愛告白して断られた後輩にどう接してよいかわかりません……

和歌のたとえ深き淵にいるがごとし(深い淵に入るようなものだ)

お告げの和歌深きより深き淵にぞ入りにける 思ひの絶へぬこの身なりけり(ずぶずぶと深い水の中に沈んでしまった。心配ごとが絶えないなあ。)

こんにちは、今回初めて利用しました。先日、部活の後輩に告白したところ断られてしまいました。でも彼女は今までのように接してくれています。それなのに自分は同じように接することができません。告白して断られたという事実を変えることができない中で、自分が彼女と上手く接することができないのは、自分自身の問題だとわかっているのですが、どうすればよいのかわかりません。こうやって悩んでいる状況は、深い淵にいる和歌の状況に合致していると感じました。どうすれば私は今までのように、彼女に接することができるのでしょうか?

ひらのゼミ生侍り丸からの開運アドバイス

QVC福島さん、こんにちは。初めてのご利用ありがとうございます!告白って、とても勇気がいりますよね。結果はともあれ、まずは告白に踏み切ったことに自信を持ってください。

さて、今回のご相談は、「後輩の女の子に今後どう接していけばよいのか」ということですね。

歌占の和歌を読み解いてヒントを得ていきましょう。

上の句は、「深きより深き淵にぞ入りにける」。ズブズブと水の中に沈んでいくように、QVC福島さんのお悩みがどんどん深まっていった様子を表しています。下の句は、「思ひの絶へぬこの身なりけり」。心配事が絶えない、つまり、悩みを解決できない我が身を嘆いているということです。以上から、QVC福島さんが悩みをうまく解消できず、今もなお辛い思いをされている様子とぴったり合致しているように思います。

自分と相手の気持ちが一致しないのはとても辛いことだと思いますが、彼女は決してあなたのことを嫌いになったわけではないと感じます。「告白のあとも今までのように接してくれる」、このことが何よりの証拠です。

そして、「自分は今までのように接することができません。」とのことですが、それは当たり前のことだと思います。だって、あなたは本気で行動したから。本気で好きで、本気で告白をして、その結果を本気で受け止めているからこそ、ショックを受けているんです。とっても自然なことですよ。

あなたが告白したことで、彼女の意識は多かれ少なかれ変わったはずです。今まで通り接してくれているように見えても、心の中まで全く同じ、というわけではないと思います。

水の中に入ってしまった人は、もし水から上がったとしても、入る前と完全に同じ状態に戻ることはないのではないでしょうか。衣服はびしょ濡れでしょうし、耳や鼻には水が詰まっているかもしれません。体を拭き、服を着替えて時間に身を任せていれば、水は自然に乾きます。そして、またいつも通りの日々が始まることでしょう。

QVC福島さんも、無理をして告白する前の自分に戻る必要はないと思いますし、時間が経てば自然に「今まで通り」の自分で彼女に接することができるようになるはずですよ。それまでは、「彼女に振られた自分」ではなく、「彼女を好きな自分」として接してみるのはどうでしょうか。過剰にアピールするのは逆効果ですが、彼女もあなたの気持ちはわかっているので、好きな気持ちを必要以上に隠す必要はないと思います。自分から挨拶をしてみたり、何か困っているようだったら声をかけてみたり、普通の友達にしてもらって嬉しいことなら、彼女も苦ではないでしょう。相手が自分をどう思っているのか気にしすぎてがんじがらめになってしまうより、シンプルで自然なあなたでいられるのではないでしょうか。

恋愛って、頭ではわかっていても気持ちが追い付かないことばかりですよね。

素敵なお悩みと言ったら失礼かもしれませんが、文章から自分の気持ちと向き合おうとしている様子をひしひしと感じました。時間の力も借りて、焦らずゆっくりとご自身の気持ちを整理していってください。QVC福島さんならきっと大丈夫です。応援しています!

※今回のお悩みは「侍り丸」のほか、「マルコ・デラックス」からの回答も上に掲載していますので、よろしければあわせてご覧ください。

紺さんからのご相談

相談内容:仕事・就職なぜ会社に就職しなければいけないのでしょうか……

和歌のたとえ鷲の爪なきがごとし(爪のない鷲のようだ)

お告げの和歌思ひあり悲しきことをうち笑ひ 昔をしのぶ袖の涙に(まだあの人への思いが残っている。悲しみを打ち消そうと笑うけれど、昔を思い出すと涙がこぼれる。)

長く引きこもりをしていたのですが、昨年就職できました。ところがなかなかのブラック企業で、もう辞めました。辞めたこと自体は両親も「むしろ安心した」と言ってくれ、しばらくゆっくりさせてもらえました。でも3か月たち、そろそろ次の就職に向けてプレッシャーがかかりはじめました。私としては今、ずっとあたためていた便利グッズの発明が形になってきたので、そちらに集中したいと思います。しかし周りから「これからどうするの?」と聞かれて素直に「今は特許取得に集中したい」と答えると「仕事しながらやりなよ」と言われます。確かに正論なのですが、自分の体力、気力を考えると、仕事をしながらは厳しいと思います。また前職での経験や子どもの頃から「お前は社会でやっていけない」と言われ続けたことから、どうせダメになるのに、なぜ就職しなければいけないのかとも思います。就職をしないでお金を稼ごうとするのは悪いことなのでしょうか?

ひらのゼミ生ほみからの開運アドバイス

紺さん、こんにちは。この度はご相談いただきありがとうございます。就職をするべきかどうか、ご自身の思いとご両親のお考えとの間でお悩みなのですね。つらいお気持ち、よく分かります。

ではさっそく、メッセージを読み解いてみましょう。和歌を見たところ、初めに「思ひあり」とありますね。これは、まだ思い残しや未練があることのあらわれです。

紺さんはここから何をイメージするでしょうか?

ご相談内容を拝見したところ、就職できたところにご縁がなく辞めることを選ばれたのですね。ご両親も安心なさったとのことなので、その会社への未練はないでしょうが、心のどこかで、やっと社会人になれたのに手放してしまった……という「思い」もあるのではないでしょうか?

また、発明品をなんとか完成させたいという思いも強くおありのようですね。それなのになかなか上手く環境が整わない、そのもどかしさも「思ひあり」という言葉にリンクしているのでしょう。

つぎに「悲しきことをうち笑ひ」とあります。今の紺さんにとっての「悲しきこと」は、ご両親との考えの食い違いなのではないでしょうか。昔から周囲の方に「お前は社会でやっていけない」と言われた経験も関係があるのかもしれません。とても傷つかれたことと思います。

和歌の最後は「昔を偲ぶ袖の涙に」と締めくくられています。昔を思い出して涙ぐんでしまうという意味です。紺さんが苦しまれたことはなんでしょうか? お悩みの内容から見ていきますと、前職でのつらかった経験がまずあげられるでしょう。そして、先ほども触れたように、「お前は社会でやっていけない」という言葉も胸に残っているのかもしれません。

この和歌は今の紺さんの現状をそのまま写したような、心に寄り添ってくれる歌のように思えます。

では、これからどうすべきなのか。挿絵から考えていきましょう。

挿絵には、鷲が遠くを見つめている様子が描かれています。和歌のたとえは「鷲の爪なきがごとし」となっているので、この鷲には爪がありません。この鷲の姿と紺さんを重ねてみましょう。すると、紺さんも爪=武器を持たない鷲ということになりますね。これはおそらくご両親を説得するための材料のことでしょう。貯金であったり、これまでの成果であったりというところでしょうか。

鷲は本来、猛禽類最強とも言われる鳥、これは良いモチーフです。つまり、紺さんも武器さえ手に入れば大きく羽ばたける、その能力が大いにあるということです。紺さんが志している便利グッズの発明も「武器」であり、成功のポテンシャルを十分に秘めていると考えられます。

次に、遠くを見つめている鷲の様子、これは将来について考える紺さんの様子と重なりますね。せっかく遠くへ、未来へと羽ばたくのなら、武器を手に入れてからのほうがよさそうだな、この絵を見ているとそんな気がしてきませんか?

最後に私なりにアドバイスをさせていただきます。まずは、ご両親をもう一度説得してみましょう。それでも折り合いがつかないときは、アルバイトでもよいので、当面生活をまかなえるだけの「貯金」という武器を手に入れてはいかがでしょうか。その上で、再度就職せず発明に真剣に挑戦させてほしいという決意を伝えて、ご両親を説得してみてください。

紺さんは鷲のように大きく羽ばたけるはず。和歌の三句目には「うち笑ひ」とあります。人間は口角を上げて笑ったときの口の形をするだけでも、ポジティブな気分になれるそうです。発明で身を立てるまでには大変なことも多いと思いますが、笑顔を忘れず乗り越えてください。

就職をしない選択は決して悪いことではありません。他人の言葉に惑わされる必要はないのです。紺さんなりの「武器」で活躍できる場をつくること、それが何より大切だと思います。

紺さんのご成功を心よりお祈りしています。

かえるさんからのご相談

相談内容:仕事・就職このお告げをどう解釈すればいいの……

和歌のたとえ港に舟のいるぞ嬉しき(川を渡るときに舟を得たようなものだ)

お告げの和歌末遠く思ひし道のほどもなく 渡りに船を得たるがごとし(まだ先は遠いと思っていたけれど、ちょうど港に舟がいてうれしい。)

今まで水商売を長くやっておりましたが、そろそろ年齢の限界を感じ、学もなく経験もないわたしには勿体なさすぎる内容に思えますが、このお告げをどう捉(とら)えればよいでしょうか。お知恵をお貸しいただければ幸いです。

ひらのゼミ生だんごっぺ丸からの開運アドバイス

かえるさん、こんにちは。ご相談ありがとうございます。今後の身の振り方に不安を抱いていらっしゃるのですね。

さっそく和歌を見ていきましょう。まずいちばんにお伝えしたいのは、とっても良い内容の歌だということです。「勿体なさすぎる内容に思え」るとおっしゃっていますが、せっかくの良い結果ですから、素直に受けとって、その意味するところを考えていただけたらと思います。

まず、和歌のはじめの「末遠く思ひし道」は「まだ先は遠いと思っていたけれど」という意味です。先が見えずに不安な思いを抱えた状況と重なっているようです。遠く感じられる道は、かえるさんが思い描く「理想の自分」への道のりだとも考えられます。

和歌に「港に舟のいる」とあるように、その道を進むための舟が、ちょうど港に泊まっているのです。これは、新しいことに挑戦するには今が絶好のチャンスだということでしょう。

でも……うまくできすぎていない?

そう思われるのはごもっともです。長年の経験から学問や社会経験の大切さを理解していらっしゃるかえるさんだからこそ、この結果を手放しで喜べないのだと思います。

不安に思われている「経験」の不足というのは、今までしてきたお仕事以外の経験がないことを指しているのではないでしょうか。慣れた環境を離れて未知の世界に踏み出すのは、勇気が要りますよね。次のステージへ進んでいくことへの不安が、道のりを長く感じさせているのでしょう。

挿絵に注目してみましょう。旅姿の男が描かれています。この旅人は自分の足で川まで歩いてきたようです。その結果、港にちょうど船が待っていたのです。もしこの旅人が、どこへも行かずに元のところに留まっていたら、舟だけでなく、渡るべき川にさえ出会えなかったでしょう。

かえるさんも、この旅人のように、自分から行動することで道が開かれていくのではないでしょうか。

ジャマイカのレゲエ・ミュージシャン、ボブ・マーリーは「誰もが自分の運命を決定する権利を持っている」という名言を残しています。自分の運命を決めるのは自分なのです。

和歌が告げているように、新しいことを始めるのに今が絶好のタイミングです。どうぞ勇気をもって新しい人生に漕ぎ出してください。かえるさんのこれからを応援しています。

かんさんからのご相談

相談内容:金運・勝負事長年の夢、不動産を購入したいと思っています……

和歌のたとえ限りなく思ふ人に逢ふがごとし(この上なく恋しく思う人に逢ったようなものだ)

お告げの和歌かくばかり心の内のうちとけて 君にむつごと言ふぞ嬉しき(これほど心からくつろいで、あなたと親しく語り合えるのがうれしい。)

はじめまして。素敵なサイトを公開していただき感謝いたします。人生も後半と言ってよい年齢に差し掛かるところで、転職・引越し・再婚を果たし、今の街、今の職場もとても気に入っていて、長年の夢である不動産をこの地で手に入れたいと考えております。これから自分とパートナーにとって相性の良いマンションを見つけ、うまく金策をしていけるか、占わせていただきました。今回の和歌と金運をどう結びつけて解釈したら良いでしょうか。

ひらのゼミ生ヒノキリスからの開運アドバイス

かんさん、こんにちは。この度はご相談いただきありがとうございます。

今回の内容は、パートナーと共に過ごしていくための相性の良いマンション探しについて、またそのための金策についてですね。不動産の購入という大きな節目の時に、当歌占をご利用いただき光栄に思います。それでは、引いた歌を読み解いてみましょう。

まず「和歌のたとえ」に「この上なく恋しく思う人に逢ったようなものだ」と書かれています。これは、幸せな再婚を果たしたかんさんの、今の状態を表しているのでしょう。また「人」だけでなく仕事や街についても、かんさんがこれまで恋しく思っていたような理想を手にすることができたことを示しているように思います。

和歌の内容を見てみると、「かくばかり心の内のうちとけて」とあるように、心からくつろいで語り合える喜びが表されています。これは、二人で親しく語り合えるような「くつろぎ」を軸にしてマンション購入を考えればよいということではないでしょうか。

かんさんは「くつろぎ」と聞いて、どのようなものをイメージしますか。日の光がたくさん差し込むお家、のんびりできる大きなお風呂、家族水入らずの部屋といった空間的なもののほか、夜眠る前の静かなひとときや好きな人と一緒に過ごす休日など時間的なものもあり、さまざまな連想が広がるだろうと思います。

では、パートナーの方にとっての「くつろぎ」とはどのようなものでしょうか。この和歌は二人で仲良く語り合えることが嬉しいという内容ですから、自分たち二人にとっての「くつろぎ」がどのようなものであるかを、よくよく話し合うのがよいということを示していると思います。

そしてもう一点、金策についてです。開運メッセージには「本音で語り合いましょう」とあります。これは、かんさんとパートナーの方についてもそうですし、それ以外の方とのコミュニケーションについても当てはまります。不動産を購入するにあたっては、パートナーの方はもちろん、すでに不動産を購入しているお知り合いやご友人、不動産会社の人など、さまざまな人と本音で語り合うのがよいということでしょう。そうすれば自分だけでは考えられなかった方向性がひらけるかもしれません。

挿絵もヒントになります。家の中で語り合う二人の奥には、たくさんの米俵が描かれています。これは家を購入するためには、まずはできるだけの貯金が必要だということではないでしょうか。

不動産購入は一生に一度と言われるくらい大きな買い物です。その際にはローンを組むことになるでしょうが、あらかじめ貯金をしておいて、その貯金を頭金にすれば、ローンの年数を短くしたり、月々の返済額を減らしたりできます。さきほどあげた「くつろぎ」というのは、長年にわたる毎月の金錢的な余裕から生まれるものかもしれません。

いずれにせよ、パートナーの方とよくよく話しあうなかで、お二人にぴったりの不動産がきっとみつかると思います。すばらしいパートナーと出会えたように、かんさんの長年の夢である不動産購入が叶いますように。

しののめさんからのご相談

相談内容:その他どういう風に環境を変えればいいんでしょうか……

和歌のたとえ水に離れたるうをのごとし(水から離れた魚のようなものだ)

お告げの和歌いかにせん命を今はさだめ無き 風にはもろき秋のもみぢ葉(どうしよう。あっけなく風に吹き飛ばされる秋の紅葉のように、これからどうなるかわからない。)

よく利用させていただいています。いつもありがとうございます。占いの結果はしばらく私の心のお守りになっています。今回は「波の多い人生でしたが、これから先、安心と愛という光の中で健やかに生きることが叶う日は来るのでしょうか」ということを占いました。私は相互の愛や理解の上に成り立つ人と人との関係性に憧れて止みません。それなのに一方で、幸せになること、愛情を得ることを恐ろしく思います。必死に生きてきたつもりですが、一番欲しいものは手に入らないまま。光の中で世界を信じて生きてみたいのに。それが悩みです。占いの結果は環境を変えましょうとのことでした。息苦しさは感じないといえば嘘になりますが、今までと比べると比較的かなり安定している環境といえるので、職場を離れるのは環境を変える方法としてリスキーな気がしています。どういった風に環境を変えるべきでしょうか。

ひらのゼミ生あおはだかからの開運アドバイス

しののめさん、こんにちは。いつもご利用ありがとうございます。今回は今後の人生について占って、和歌の結果にある「環境」をどう変えるべきか迷っていらっしゃるのですね。

一緒に和歌を見ていきましょう。和歌は今のしののめさんの心をよくあらわしているようです。これまでの人生を振り返り、これから先どうなるのだろう……と不安にゆれ動く心が、さびしげに風にゆられる秋の紅葉の様子とぴったり重なります。

もしかすると、和歌のメッセージに出た「息苦しさを感じていませんか」というのは、「しののめさんの考え方が自分自身を息苦しくしていませんか」という問いかけではないでしょうか。

お互いの愛の上に成り立つ健やかな生活を送ってみたいと思いつつ、幸せになるのが怖いとおっしゃるそのお気持ち、よくわかります。過去に深く傷ついた経験があると、何かいいことが起きても反動で悪いことが起きてしまうのではないか、と不安になってしまうのかもしれません。過去の不幸に心がとらわれて、私は幸せになってはいけないと思い込んだり、人間として未熟だから何かを求めてはいけないと思ったりして、自分を追い詰めていませんか。

ご相談の丁寧な文章から、すべてに真面目で懸命なお人柄が伝わってきます。誠実なしののめさんには幸せになる資格が十分にあります。

和歌のたとえを見ると、水を離れ、苦しそうに跳ねる魚が描かれています。でもこの魚だって水の中なら自由に生きられます。要は自分に合った「水」、つまり「環境」を見つけることではないでしょうか。

この「環境」は職場だけではありません。自分の居場所、まわりの人たちとの人間関係、そして自分の時間の使い方、さまざまな環境があります。言ってみれば、しののめさんを取り巻くすべてが環境なのです。

いつもと違う道を歩くこと、新しいものを買うこと、いつもより2時間早く起きること、何でもはじめてのことにチャレンジしてみることで、少しずつ変化が生まれてきます。

そしてとくにオススメしたいのが、新しい人と出会って、自分の居場所を増やすことです。例えば運動が趣味ならジムに通う、料理が好きなら料理教室に通う、SNSのオフ会に行ってみるなど、いろいろありますね。自分の興味に応じて所属するコミュニティを増やせば、しののめさんの環境によい変化が起こると思います。

しののめさんの憧れる「幸せ」もきっと身近なところに隠れています。憧れる気持ちの強さゆえに、それが自分の手の届かないところにあると思い込んでしまっているだけなのではないでしょうか。あとはそれに気づくことができるかどうかです。

私も実際に続けているのですが、普段の生活での感謝の気持ちや小さな幸せをノートに書きだしてみたらどうでしょう。それだけで当たり前の日常に溶け込んでいる「幸せ」を見つけられて気持ちが落ち着きます。

そして、「私は幸せになっていいんだよ」と自分を許してあげてください。小さな幸せを積み重ねていくことで、自分にとっての「光」とは何かが見えてくると思います。

しののめさんにとっての「幸せ」がより身近なものになり、これからの日々が一層充実したものとなりますように。

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