あなたの悩みに、ひらの先生とゼミ生がアドバイス!開運まちがいなし!
和歌のたとえ世を渡るがごとし(世渡りするようなものだ)
お告げの和歌たぐひなくこの身ぞ千代と久しくて よろづのことの叶ふなりけり(すばらしい人生が長く続いて、すべてのことが叶うだろう。)
現在勤めている会社が業績不振で、今後の進路に迷っていたので占ってみました。会社の人間関係は非常に良好なので、良い会社だと思う反面、業界内で給与水準が低く、業績不振から倒産が近いという点が懸念点です。進路の候補は以下の3点です。1.転職、2.大学院進学3.起業。進路を決めるタイミングは以下の2点です。1.在職中に行う、2.倒産ギリギリまで勤める。在職中に進路を決定することで精神的な安寧を求めるか、ギリギリまで勤続年数を積み重ねることで退職金を積み増し、雇用保険を受給しながら進路を検討するかで悩んでいました。歌占の結果では、すべてが叶うということなので、在職中に起業しつつ、大学院進学も果たし、修了後に転職活動を行う方向で考えてみたいと思います。ありがとうございました。
はじめまして!
今回占いを担当させていただきます、おみそと申します!
じょもりんさんは、現在お勤めの会社が業績不振のため、今後の進路にお悩みなのですね。 実はこの和歌には、お悩み解決に繋がるもっと具体的なメッセージが込められています! ぜひ、私に和歌の読み解きをお手伝いさせてください^^
たぐひなくこの身ぞ千代と久しくて よろづのことの叶ふなりけり
(すばらしい人生が長く続いて、すべてのことが叶うだろう。)
和歌の通り、じょもりんさんが今やりたいと思っていることや学びたいこと、そして思い描いている将来像は、全て叶っていきそうです。そのため、在職中に起業と大学院進学を果たし、修了後に転職活動を行うという「やりたいこと全部やってみよう!」という計画、とても良いご判断だと思います。
しかし!全てを叶えていくには、少しだけコツが必要なようです…!
それを知るために、次は和歌のたとえと挿絵を見ていきましょう。
挿絵に描かれているのは、自らの足を動かして商品を売り歩く行商人が、お店に入ろうとしている場面です。
ここから読み取れるコツは2つ!
①自ら積極的に動き、自分をうまくアピールしていくこと!
在職中に色々なことに着手するならば、周囲の人の信頼を得たり、人脈を広げたり、計画的に物事を進めたりすることが必要になるでしょう。挿絵に描かれている、目の前のお店の人に対して商品をどう売り込むか考えながら世渡りをする行商人のように、目的を達成するには何をすべきか考えながら動いていくことがポイントです!
②バランスを考えながら動くこと!
起業と大学院進学の両立。きっとその2つの両立は簡単なことではないと思います。そこで意識してほしいのは、2つのバランスをうまくとりながら行動すること!挿絵の男性は、天秤棒の両端に同じ重さの荷物を吊るして、バランスを取りながら荷物を運んでいます。これが傾いた状態で歩き続けるのは、どんなに体力のある行商人でもしんどいはずです。安定した状態で長く歩き続けるために、何にどれだけ力を注ぐのか意識しながらチャレンジしてみてください!
長くなりましたが、ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
じょもりんさんの未来が明るいものになりますように!心から応援しております。
和歌のたとえ世を渡るがごとし(世渡りするようなものだ)
お告げの和歌たぐひなくこの身ぞ千代と久しくて よろづのことの叶ふなりけり(すばらしい人生が長く続いて、すべてのことが叶うだろう。)
現在勤めている会社が業績不振で、今後の進路に迷っていたので占ってみました。会社の人間関係は非常に良好なので、良い会社だと思う反面、業界内で給与水準が低く、業績不振から倒産が近いという点が懸念点です。進路の候補は以下の3点です。1.転職、2.大学院進学3.起業。進路を決めるタイミングは以下の2点です。1.在職中に行う、2.倒産ギリギリまで勤める。在職中に進路を決定することで精神的な安寧を求めるか、ギリギリまで勤続年数を積み重ねることで退職金を積み増し、雇用保険を受給しながら進路を検討するかで悩んでいました。歌占の結果では、すべてが叶うということなので、在職中に起業しつつ、大学院進学も果たし、修了後に転職活動を行う方向で考えてみたいと思います。ありがとうございました。
じょもりんさん、はじめまして。
占い師のすずらんと申します。投稿をお寄せくださって、ありがとうございます。
現在のお仕事から、今後の進路選択とそのタイミングに悩まれていたとのことですね。 ご自分で状況と照らし合わせて、解決策を導き出していらっしゃるご様子! その分析力と判断力に、尊敬の念を抱きます……!
ここでは、「すべてのことが叶う」そのタイミングについて、特に挿絵に注目しながら一つの解釈をご提案いたします。
まずはお告げの和歌を振り返りましょう。
「たぐひなく この身ぞ千代と 久しくて よろづのことの 叶ふなりけり」
「すばらしい人生が長く続いて、すべてのことが叶うだろう。」という意味です。この先の人生をどう歩むか迷われていたじょもりんさんにとって、追い風になるような和歌ですね。
ではここで、和歌の挿絵を詳しく見ていきましょう。
天秤棒を担いだ男性が、暖簾のかかった建物の中に入っていこうとしています。その足元は、脚絆(きゃはん)とわらじ。長距離向きの装備です。旅支度を整えてどこかへ出かけていくこの人物は、現状を見直して次なる場所へ踏み出そうとしているじょもりんさんの姿と重なります。
この装備を見るに、その旅路は長い道のりになるのかもしれません。和歌の中にも「千代と久しくて」とありますね。「千代」、それは遥かな長い時間を表しています。だからと言って、決して不安になる必要はありませんよ。「千代」に続くのは、じょもりんさんの「すばらしい人生」だと和歌は示していますから。それに、挿絵には格子が描かれていますね。格子のマス目には、魔物を見張る魔除けの意味があるとされているんですよ。
転職、起業、大学院進学。もしかすると、叶えたいことは今後変わっていったり、叶えてまた新たな目標が見つかったりするかもしれません。「すべてのことが叶う」まで、焦らず、長い目でこの先の道筋を描いてみてはいかがでしょうか。道中をたのしんで、長旅を歩いて行ってください。
じょもりんさんの行く路が晴れやかなものになるよう、お祈りしております。
和歌のたとえ鳥の春に逢ふがごとし(鳥が春に逢うようなものだ)
お告げの和歌萌へ出づる草葉は花になりにけり 夕べのどけき草の
大学4年の就活生なのですが進路に迷っています。1回目に引いたときは現在の迷いを体現するような和歌だったので、未来へのアドバイスが欲しくてもう一度引いたところ、この和歌が出ました。現在、内定した企業は、激務で仕事内容も難しいとされているのと同時に、選考倍率もなかなか高く、チャレンジしたくとも簡単には就けない職業です。とくに、私のような女性の割合はまだ低い職種のようです。そのため、自分には到底つとまらないだろうと思い、選考を受けることすら考えていませんでした。ただ、合同説明会をきっかけに、その企業からなぜか熱心に誘われ、大変スムーズに内定をいただいたので、自分でも戸惑っています。自分の能力や体力で本当に仕事を続けられるのだろうか、結婚の可能性なども含めて今後のキャリアはどうなっていくのだろうかといった不安から、強いプレッシャーを感じ、内定を承諾すべきか迷っています。ただ、これも何かのご縁なのだろうかとも思います。この歌の結果についてアドバイスいただけると嬉しいです。
しきぶさん、初めまして。占い師のあさぎです。
まずは内定おめでとうございます! 人生の節目にせいめい歌占をご利用いただき、とても嬉しく思います。
ご相談内容は女性が少ない職種で内定をもらったけれど、能力や体力の面で仕事を続けられるかどうか不安で、内定を承諾するかどうか迷っているということですね。
しきぶさんの不安を少しでも減らせるよう、和歌を読み解いていきましょう!
それではまず和歌を見ていきます。
「萌へ出づる 草葉は花に なりにけり 夕べのどけき 草の叢々」
「芽ぶいた草木が花を咲かせる季節になった。なんとのどかな夕暮れの野原だろう」という意味です。「萌へ出(い)づる」「花になり」「のどけき」といったことばから、前向きで穏やかな印象の和歌だとわかります。
しきぶさんは企業から熱心に誘われて内定を獲得されました。ご自身では「自分には到底つとまらないだろう」と思っていたと書かれていますが、和歌にあらわれているように、この結果は今までのしきぶさんの努力が芽吹いて花を咲かせた状態だと思います。とても素晴らしいことです!
現在戸惑われているのは、なぜ花が咲いたかがわからないからではないでしょうか。原因がわからないと不安になってしまいますよね。しかし、しきぶさんが芽吹くきっかけ、つまり企業がしきぶさんと一緒に働きたいと思ったきっかけがきっとあると思います。
和歌の挿絵を見てみましょう。今は一人で悩まれている状態だと思いますが、悩みは一人で考えているだけでは解決しないものです。二羽の鳥は向き合ってコミュニケーションしているように見えます。これはコミュニケーションが大事だということを示していると思います。企業から熱心に誘われた理由がわからないということであれば、人事の方に聞いてみるのもよいのではないでしょうか。自分が評価された理由がわかれば、それを自分の強みとして意識できるようになるはずです。
和歌のたとえには「鳥の春に逢ふがごとし(鳥が春に逢うようなものだ)」とあります。二羽の鳥が花の咲いた木の周りを飛んでいる挿絵、は穏やかで明るい春の風景です。鳥の片方がしきぶさん、もう片方はこれから一緒に働く同僚、そして木が内定先の企業をあらわしているのかもしれません。
最後に、和歌を少し詳しく見てみましょう。和歌の末尾に「草の叢々(むらむら)」とあります。「叢々」というのは草むら、つまり野原です。野原に咲く花は一種類ではないと思います。草花に多くの種類があるように、いま内定している企業のほかにも企業は数多くあります。
戸惑いや不安があるのは、もしかすると経験値が少ないからではないでしょうか。簡単に就けない職業で内定を獲得できたしきぶさんですから、もうすこし就職活動を続けて、他の会社や職種にチャレンジしてみるのも良いかもしれません。様々な企業と出会って視野が広がれば、いま内定した企業が自分に向いているかどうかも見えてくるでしょう。
就職活動は今後の人生を大きく左右するものですから、大変なことや迷うことが多いと思います。このアドバイスが少しでもしきぶさんの心の支えになれば嬉しいです!
和歌のたとえ鶴の林に会ふがごとし(鶴のいる林に出くわすようなものだ)
お告げの和歌千代までと栄ゆる鶴の
こんにちは。コンセプトがおもしろく、くずし字も使われているこちらの占いをいつも楽しませてもらっています。私は数度の転職を経て、現在フリーランスで働いています。仕事は性に合っていておもしろく楽しく、好きな職に就けてよかったと思っています。その反面、金銭や保障の不確かさに不安を抱いています。私の一番の取引先はこの業界ではかなり良心的なのはわかっていますが、それでもより安定した正社員の待遇を望んでいるのが正直なところで、転職サイトにも登録しています。私は望む仕事に就けた現状に満足するべきでしょうか?
aoiさん、初めまして! 占い師のことりです!
いつも楽しんで読んでくださっているとのこと、とっても嬉しく思います。ありがとうございます★
ご相談内容は、「フリーランスでの仕事は好きだけど、正社員の待遇を望む自分がいます。現状に満足すべきでしょうか?」というお悩みですね。
実は私も現在就職活動中で、なかなか思うようにいかず苦労しているのでお気持ちはよくわかります。
aoiさん自身の心が少しでも軽くなるように、そして今後の道しるべとなるように、このお告げの和歌を共に読み解いていきましょう☆
それではまず、歌を丁寧に読んでいきますよー!
千代までと栄ゆる鶴の齢こそ 楽しき時は豊かなりけり
ふむふむ。鶴が出てきましたね。
「鶴は千年、亀は万年」と言われるように、鶴は長寿で、めでたいとされる動物です。つまり、この和歌は
鶴が千年生きるように、楽しくめでたい時は長く豊かなのだ
という意味になりますね。
和歌は、aoiさんの現在が「楽しき時」であることを表現していると考えられます。そしてそれは、長寿でめでたい鶴のように長く豊かであるということです!
aoiさんは、現在のフリーランスで働いている状況を、
「仕事は性に合っていておもしろく楽しく、好きな職に就けてよかったと思っています」
「一番の取引先はこの業界ではかなり良心的」
と書かれているので、非常に楽しく働いていらっしゃることがご相談の文章からも伝わってきます。
和歌は、心の中では現在のご職業に満足していること、そしてその時間は長く豊かであるということを示しているのではないでしょうか。
とはいえ、金銭面等の不安定な点も考えると他の職種も気になってしまう……。わかります。
そこで、次は挿絵も見てみましょう! 描かれているのは……和歌に登場する鶴と松ですね。
そして、たとえの文章には「鶴の林に会ふがごとし」とあります。これは鶴の生息する林にめぐりあったという意味ですが、林の中にいる「鶴」にはまだ出会えていないとも考えられます。
そのヒントとなるのがこの挿絵に描かれた「松」。「松」は「待つ」との掛詞としてよく使われることばです。
つまり、aoiさんはもっとめでたい鶴に出会える時を待って(=松)おり、今ある幸せの本質(=鶴)に対して消極的になってしまっているということではないでしょうか。そして、その本質に気づいた時から、楽しき時が豊かに末永く続くのだということを、挿絵は示しているのです!
つまり、この和歌は、現在のaoiさんの幸せとは何かを問いかけていて、それを前向きにとらえなおすことで幸せは、もっともっと長続きするのですよ、と伝えているのです。
自身を前向きにとらえなおすといっても、自分では自分を俯瞰してみることはできませんし、自分の心に正直になることはとても難しいことですよね。
私も就職活動中の自己分析を通して、その難しさを痛感しました(>_<)
そんな時は友人や家族など、自分をよく知る人とたーーっくさん話すことをおすすめします。自分の知らない自分や、自分の持つ譲れない軸に気づくことができるからです!
ここまでお読みいただきありがとうございました!
aoiさんのこの先の人生を豊かにするお手伝いができていたら幸いです。また進むべき道がわからなくなったり、悩んでいることがあったりしたらご相談ください♪
いつでも、お待ちしております。
和歌のたとえ置きたるものの失せたるがごとし(置いてあったものが無くなったようなものだ)
お告げの和歌うち頼むある心して訪ねしに 散り行く花の草になりけり(花があると思って期待して訪ねてみると、花は散ってすでに草になっていた。)
初めてメールさせていただきます。この占いを知って、とても当たるので信じているのですが、私の場合、悩みがうまく解決しません。転職の事ですが、年齢も年齢なのでなかなかいい就職が決まりません。精神的にも限界にきており、どうしたらいいのかわからなくなって、気も滅入っています。どうしたらいいでしょうか。アドバイスをお願いいたします。
ムクさん、はじめまして。今回占いを担当させていただく、おうどんと申します。
少しでもお力になれるよう、精一杯やらせていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
まずはお悩みの確認をさせていただきます。 ムクさんは転職活動をつづけており、なかなかうまくいかず、何か打開策がほしいということですね。 このお悩みが少しでも軽くなるよう、和歌を読み解いていきましょう。
では、➀神様のお告げである和歌、②和歌のたとえ、③挿絵の順番で見ていきたいと思います。
まずは一番重要な➀和歌ですね。今回出た和歌は、
うち頼むある心して訪ねしに 散り行く花の草になりけり
(花があると思って期待して訪ねてみると、花は散ってすでに草になっていた。)
この和歌は期待外れだったという内容で、あまりいい結果とは言えません。お悩みと重ね合わせると焦ってしまうかもしれませんね。
しかし、安心してください。これは「今のように事を進めればいずれこうなる」というものです。ですから、和歌をしっかりと読み解いて、それをアドバイスとして受け取れば、今後のための対策を立てられます。いわば、忠告の和歌なのです。
では、読み解いていきましょう。
和歌の上句「うち頼むある心して訪ねしに」は、今のムクさんの現状を言い表しています。つまり、ムクさんが現状を変えたいと思い、良い転職先を探している状態に当たります。
そして和歌の後半をみると、「散りゆく花の草になりけり」とありますね。相談内容と重ねると、「花」=ムクさんの理想の転職先、と読み取ることができ、その花は枯れて草になっていたという結果になっています。
先ほども言ったように、これは忠告の和歌です。
では、こうならないようにするにはどうすればよいでしょうか。
鍵は和歌にある「花」です。
ムクさんの理想とする転職先、転職活動における軸は何でしょうか。
私が就職活動でよく耳にしたのが、就職や転職では、自分の良さを売り込み、それが企業の価値観に合致したときに採用されやすいということです。ムクさんも自分の転職活動の軸を見直してみてはいかがでしょうか。そしてなぜ自分が転職をしたいと思ったのか、思い出してみてください。
転職活動は、自分だけが強く願っているだけでは採用されるのは難しいでしょう。なぜなら、採用を決めるのは自分ではなく企業の側だからです。
ですから転職しようとするときは、応募する企業が求めるに値する自分の「花」=長所は何か、を意識するよう心がけてみてください。
次に、➀和歌を念頭において、②和歌のたとえと③挿絵を見ていきましょう。
②和歌のたとえでは、「置きたるものの失せたるごとし」と書かれています。③挿絵を見ると、男性が部屋で何か探している様子がわかりますね。といっても、日常生活において物がいきなりなくなることはありません。この男性はどこに物を置いたか、わからなくなっているだけなのです。
これは、今、壁にぶつかり、自分が進むべき方向がわからなくなっているムクさんと同じといえるのではないでしょうか。
物をなくしたとき、ムクさんはどうやって見つけようとしますか。きっと自分が何をしていたか思い出し、その過程でどこかに物を置いていないか探していくと思います。
つまり、和歌の解釈でもお話しましたが、いったん初心にかえって考えなおすのがよいということです。自分の行動の原点を見つめなおすのが大事だと、ここでも言われているのです。
今回の結果をまとめます。
和歌は、忠告の歌で、このまま進めば思うような結果は得られないというものでした。
しかし、「花」というムクさんの転職活動を支える原点に立ち返り、今一度それを見直すことで道が見えてくるのではないかと読みときました。そして企業がほしいと思っている花を、あなたが差し出すことができれば、転職はきっとうまくいきます。そのためにも、自分の長所をよく見つめ、それを生かすことを考えてください。
転職活動で不安になることもあるでしょう。ですが、その不安な心は相手にも伝わってしまいます。
どうか初心を忘れずに。自分を信じれば、道は拓けます。
重要なのは、転職活動の軸を再確認し、自分の長所を再発見することです。
ムクさんであれば、きっとうまくいきますよ。自分を信じて、がんばってください。陰ながら、応援しています。
長くなりましたが、開運アドバイスは以上です。
大切なお悩みを「せいめい歌占」に相談してくださったことに、改めてお礼申し上げます。少しでもムクさんのお悩みの解決につながれば幸いです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
和歌のたとえ恋しき人に逢ふがごとし(恋しい人に逢うようなものだ)
お告げの和歌思ひあり悲しきことをうち笑ひ 昔を
就職してから一度も転職したことがないのですが、5、6年くらい前から、今まで趣味として大切にしてきた、今の仕事とは異なる芸術関係の仕事に就きたいという夢があります。といっても、なかなかそれだけで生活できるかどうか不安があり、ずっとためらったままコロナ禍になり、今の仕事を辞めるタイミングを逃しています。今の仕事もそれなりにやりがいがあるものの、上司からのハラスメントやまわりの人の仕事のやり方に合わせるのが大変で日々疲弊してしまい、自分の好きなことに費やす気力も時間もない状態です。この状態で仕事を辞めても逃げ出すような感じになるし、今の職場での自分の未熟さも見えているので、なんとかもう少しここでがんばってそういう自分を乗り越えたい、という気持ちと、そろそろ潮時と思って、自分のエネルギーを今の仕事から、自分の好きな芸術にシフトさせてしまうべきか、という気持ちの間でとても迷っています。今の職場にいると自分の性格がどんどん後ろ向きになっているような気がして、それも自分の反省点なのですが、占いの結果を参考にして、今の職場で気持ちを切り替えてがんばっていこうと考えるべきか、自分の好きなことにもっと目を向けるべきか、考えるヒントをいただけたらありがたいです。
こんにちは! みさんのアドバイスを担当させていただく、ろーると申します。
このたびは大切なお悩みをご相談いただき、ありがとうございます。
さて、みさんは今の仕事を続けるか、転職をするかについて悩んでいらっしゃるのですね。
実は私自身、就職活動において好きなことを仕事にするべきか否か、大変悩みました。そのため、みさんが不安に思う気持ちはよくわかります。まだ就職したことのない一大学生からの拙いアドバイスですが、少しでも参考になる点があれば幸いです。
まずは、和歌を見ていきましょう。「こなたより 人にぞ猶も 思はれて 猶重ねても 花主のほど」。
「昔からずっと人にモテて、やはり時を重ねても、華のある人は魅力的だ」という意味です。
少し解釈が難しい歌ですね。突然ですが、「華のある人」と聞いて、みさんはどのような人を思い浮かべますか?人それぞれの解釈があるとは思いますが、人を惹きつける、華麗でオーラがあるといったイメージでしょうか。そうであれば、華のある人とは「夢や目標を持ち、その実現のために努力している人」と考えられそうです。何かに向かってひたむきに努力している人は、とても魅力的ですよね。
みさんが「芸術関係の仕事に就きたいという夢」を持っていること、本当に素敵だと思います。好きなことを仕事にするのはとても勇気がいりますし、不安だと思いますが、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
みさんの文章から、とても責任感の強い方だと感じました。そんなみさんであれば、辛いことがあってもきっと乗り越えられるのではないでしょうか。5、6年もの間、消えることなく持ち続けてきた夢を眠らせておくのはもったいないと思います。
この歌には、魅力的な人になろう!というメッセージが込められています。そのためには、自分の輝ける場所が必要です。「上司からのハラスメントやまわりの人の仕事のやり方に合わせるのが大変」、「今の職場にいると自分の性格がどんどん後ろ向きになっているような気がして」などのお言葉を拝見し、今の職場はみさんが輝ける場所ではないように思われました。仕事を辞めるのは逃げではないかとのことでしたが、次の場所で精一杯努力する覚悟があっての転職であれば、誰もそれを逃げとは言わないと思います。
次に、和歌のたとえと挿絵を見てみましょう。
たとえは「恋しき人に逢ふがごとし」。「恋しい人に逢うようなものだ」という意味です。
挿絵には、大好きな人に会い、楽しく会話をしている様子が描かれていますね。
ここでの「恋しき人」とは、みさんの夢のことを指しているのではないでしょうか。5、6年の間、挑戦したいと思い続けた夢は、とても大切でかけがえのないものだと思います。
そんな夢に「逢う」、つまり「向き合う」タイミングは今だという意味だと解釈できます。
最後になりますが、自分がやりたいこと、楽しめることを選択するのが一番大切だと思います。韓国のアイドルグループStray Kidsの「Placebo」という曲に「僕が進む道が合ってるか 間違ってるか 判断するより 僕が望み 楽しめる道を歩いていく」という内容の歌詞があります。未来は誰にもわかりません。だからこそ、みさんがやりたいことを思う存分やって、一度きりの人生を後悔がないように過ごしていただければと思います。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
みさんがどんな選択をされることになっても、心より応援しております。
また悩むことが出てきましたら、ぜひ、せいめい歌占をご利用ください!
和歌のたとえひだるきとき、
お告げの和歌花あれど暗きに見へぬ
2人の男性、どちらを選べばいいかについて占わせていただきました。私には約1年半付き合っている恋人がいます。付き合っていく中で、いいところも悪いところも見えてきましたが、いいところのほうが多く、いい人だと思っています。しかし、新社会人になるに当たって新しい出会いも多く、いままで私には男友達がほとんどいなかったのですが、男友達が格段に増えるようになりました。その中で、気になる人ができてしまいました。その人とは1日に何回か連絡をしています。いまの彼とは付き合いにおける倦怠期だから、こんな気持ちになるのか、それとも同期のその人への興味を、私自身の中で倦怠期だからと言い訳をしているせいなのかがよくわからなくなってしまいました。そこで占いをしてこの結果が出ました。正直どちらを選べばいいかが私の力だとわからなかったので、助言をお願いしたいです。
新社会人さん、こんにちは!
この度は大切なお悩みを打ち明けてくださりありがとうございます。
最近気になる人ができて、その男性と現在付き合っている彼との間でどうすべきかお悩みのようですね。
新社会人さんのお悩みを少しでも解決できるよう、Jasmineが精一杯アドバイスをさせていただきます!
まず、歌占において重要な点を3つお伝えいたしますね!
①神様の言葉である「和歌」
②和歌の読み解きのヒントをくれる「たとえ」と「挿絵」
③YesかNoで答えられるほど具体的な「占い内容」であるか
この3つの点を押さえると、読み解きがうんとしやすくなると思いますよ♪
今回、新社会人さんが「どちらを選べばよいか」を判断できなかった理由は、YesかNoで答えられる内容ではなかったからだと考えられます。それでもどこかに解決へのヒントが隠れているはずなので、一緒に探してみましょう!
まず、和歌を見てみましょう。
花あれど 暗きに見へぬ 小夜中に 月の出づるぞ 嬉しかりけり
(花が咲いているけれど暗くて見えない真夜中に、月が出て照らしてくれるのは嬉しい。)
この和歌はまさに、今の新社会人さんの様子を表したものでしょう。
「花」はあなたが今お付き合いしている「恋人」を、「暗きに見へぬ小夜中」はお二人の現在の様子である「倦怠期」を、そして「月」は新たに現れた「気になる同期の彼」を表しています。
現代語訳を読んでおわかりいただけるとは思いますが、この歌は非常に良い歌です。
あなたの未来は確実に良い方向へと向かっていくことでしょう。
さて、問題はどちらを選べばよいのかです。
暗かった夜を明るく照らしてくれた「月」こそ明るい未来へ繋ぐものでしょうか。
「月」が出てきて見えてくるのはなんでしょうか。
それは「花」。つまり「恋人」です。
あなたが、同期の彼に惹かれて恋人のことを思い出したように、月によって花が見えるのです。
この歌を詠んだ人物はもともと「花」を見たかったのでしょう。それゆえ月が出て詠み人は喜んでいると考えられます。
次に、和歌のたとえと挿絵を見ていきましょう。
ひだるとき、飯にあふがごとし
(お腹がすいた時に食事が手に入るようなものだ。)
つまり、欲しかったものが手に入るほど幸運な未来が示されています。
それは逆に、現在のあなたは満足していない状態にあるとも言えます。
あなたが満足していないのはなぜでしょうか?
「気になる彼を手に入れることができていないから?」
「恋人からの、または恋人への愛を以前ほど感じなくなってしまったから?」
もしかすると、この満足していない原因を突き止めるのが一番の近道かもしれません。
また、絵を見ると食事を持ってきている人がいることがわかり、「食事」=「気になる同期の彼」を意味するのではなく、あくまでも「食事」という幸運をもたらしてくれる幸運への導き人が「気になる同期の彼」とも考えられます。
今回の結果は、恋人ともう一度真剣に向き合うときが来たことを示しているのではないでしょうか。
何が自分を迷わせているのか、自分が本当に求めているものは何か。自分自身ともよく向き合ってみると正しい道が見えてくると思います。
最後になりますが、今回のアドバイスは和歌を読み解いて導いたものです。こちらを参考にして、あなた自身の気持ちを大切に、輝く未来を築いていってください。
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました!
和歌のたとえ猿が
お告げの和歌身に積もる
告白はされていないのですが、とても好意を寄せてくれている男性がいます。その男性とは高校も大学も違ったのですが、中学の頃と高校卒業後と合わせて三度ほど告白され、全て振った過去があります。しかし、最近になってまた会うことが増え、再び好意を寄せられているのを感じます。 こちらでは、その男性と「付き合った方がいいのか」を占いました。歌を見る限りかなり良いものと感じ、お付き合いしたその先の道に明るい未来が続いているのではないかと思いました。 彼は一途ですし、優しいところも考えると付き合って幸せになれるとは思います。ただ、私にはその人を誰にも渡したくないほどの恋愛感情は今まで起きたことはなく、そこまで好きではない状態で付き合っても長く続かないと思いますし、彼に対しても申し訳なく思います。しかし、付き合ってから好きになることもゼロではないため、また勇気を出して告白してくれたのを振ってしまうのも申し訳なく、付き合うかどうか迷っています。どうしたらよいでしょうか?
みくるビームさんこんにちは!
占い師のあさまです。
この度はご自身の大切なお悩みを占うために、『せいめい歌占』をご利用いただきありがとうございました。
お悩みは、過去に三度も告白をされた男性からの好意に応えるべきか、というものですよね。
同じ人から三回も告白されるなんて、みくるビームさんは本当に素敵な方ですね。中学校から高校卒業までの長い間、恋愛感情が続いていることを考えると、率直に言って、彼はあなたのことをとても大切に想ってくれているのだと思います。
しかし、あなたの中にはそんな単純なことでは片付けられない、何か心につっかえていることがあるのではないでしょうか。
私もこれまでの人生の中で、いろいろな恋愛経験をしてきましたし、片想いもたくさんしてきました。今回出た和歌のお告げに、私自身の経験もうまく重ねあわせながら、あなたの心を少しでも和らげられるよう読み解いていきますので、どうぞお付き合いください。
まず、和歌を改めて見ていきましょう。
「身に積もる 万の罪は 消へ果てて 菩提の道の 末の広さよ」という歌が出ています。
今までの自分の罪が消え去って、先の道が広がっているという、とてもいい内容の歌です。和歌のたとえでも「猿が木の実を得る」というラッキーなことが書かれています。これは、彼とお付き合いする未来が暗いものではなく、開かれた良いものであることを示しているのです!
みくるビームさんは「誰にも渡したくないほどの恋愛感情は今まで起きたことはなく」と書いていらっしゃいます。
恋愛心理学では、男女間の恋愛において、女性と男性では恋愛感情の起伏に差があると言われています。女性は告白される前や付き合う前の気持ちの高まりはそれほどでもなく、付き合った後にだんだんと上昇していくそうです。
その点で、みくるビームさんの「付き合ってから好きになることもゼロではない」というのは、その通りだと思います。
ただし、付き合ってから後悔しないように、彼の「好き」の理由をしっかり聞いてみることが大事です。また彼を振ったとしても、あなたが申し訳なく思うことのないように、今の気持ちだけで付き合う・付き合わないを判断しないで、よく話を聞いてみましょう。三回も告白して、なお今、どうしてまたあなたと会う機会が多くなったのか(どうして彼は会いたいと思ったのか)。なぜ自分のことが好きなのか。自分のどこが好きなのか。いろいろと聞いてみたいことがあるのではないでしょうか。
それからもう一つ、自分自身に問いかけてみることも大事です。
「好き」「嫌い」や「付き合いたい」「付き合いたくない」という極端なものではなく、単純に彼のことをどう思っているのか。素敵なひと?尊敬できるひと?一緒にいて楽しいひと?それとも全然違う?
恋は盲目というように、その渦中にいる時って本当に周りが見えなくなっているんです。自分自身に嘘をついたり、相手の印象を誤魔化したり。付き合ってから上手くいくためには、お互いが正直でいつづけることが大切だと思います。
そのためには、まず自分自身に正直でいる必要があるし、もしも自分のことが分からなくなったら友人など親しい人に相談してみるのも大いにありです。彼のこと、そして自分のことをしっかりと見つめ、これまでのことは置いておいて、今の自分と彼がお互いをどう思っているのか、ちゃんと考えてみてください。
そのうえで選んだ道なら、和歌の示すように、きっと明るい未来が待っているはずです。
神様はちゃんとあなたを見てくれているので、自分の選択に自信を持ってくださいね。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。みくるビームさんが幸せな人生を送れるよう祈っています。
またお悩みができたら、ぜひこの『せいめい歌占』を頼ってください。いつでもお待ちしています。
和歌のたとえ耐へたるに
お告げの和歌この世をば今は果てかと思ひしに 豊かになりてうれしかりけり(この世の終わりかと思ったけれど、いまは豊かになってうれしいなあ。)
私は大学3年生で、もうじき2年間にもなる片思いをしています。相手は2つ上の社会人一年目の女性で、出会いは私が新入部員として参加したサークルの懇親会です。学年も全く違うので、卒業されるまでもう関わることもないだろうと思っていた矢先、偶然にも卒業前にご一緒する機会がありまして、そこからLINEを日常的にするようになりました。しかし、あちらも社会人一年目ということもあって、4月に入ってからは約三日おきでしか返信が来なくなり、だんだんと関わり合いが薄まってきているように感じています。忙しいことは大学生なりにも承知していますが、向こうにとって自分は取るに足らない存在だと思われているかもしれないと疑いだして、落ち着かなくなってしまいます。そういう猜疑心を持ってしまうところが本当に自分でも嫌で仕方ないのですが、それほどまでに好きなのだろうと思います。きっとその人以外の女性を好きにはなれないし、仮に別のどなたかが私と付き合いたいと思ってくれたとしても、私の脳裏には必ずその先輩のことが浮かぶことでしょう。まさに恋は盲目。我慢するとよいというアドバイスをいただきましたが、疑いを持つと変に神経が高ぶってどうしようもなくなります。一体私はこれからどうやっていけばよいのでしょうか。
はくたかさん、はじめまして!ぽっぽと申します。
この度はせいめい歌占をご利用いただき、誠にありがとうございます。
和歌占いを通して、はくたかさんの進む方向が少しでも明確になればと思います。
それでは、さっそく和歌を見ていきましょう。
今回、はくたかさんが引いたのは、「この世をば今は果てかと思ひしに 豊かになりてうれしかりけり」ですね。
ふむふむ、なるほど……。
なんだか、はくたかさんの現状とうまく重なっているような気がしますね。
連絡の頻度がどんどん減ってしまい、会う機会もない今の状態に対して、はくたかさんは「もう終わりかもしれない……」と思っていたりしませんか。
特に上の句の「この世をば今は果てかと思ひしに」がそうですね。
ただ和歌にも続きがあるように、はくたかさんの人生もこれからまだ続いていきます。
大丈夫です。この占いのお告げをもとに、今後どうしていくべきかを一緒に考えましょう。
これは「この世はもう終わってしまったかと思ったけれど、今は豊かになって嬉しいなあ。」という歌です。
この歌の場合、この世の終わりかと思うほど辛い渦中にいても、なんとか挫折せずに堪えぬいたからこそ、良い結果を得ることができたという意味だと思います。
ただ流れに身を任せていても、それは我慢とは言いません。
大切なのは、目的をもって我慢することです。
はくたかさんの場合、ただ連絡の頻度が少ない現状を受け止める、というだけでは何か足りないような気がします。
たとえば、連絡したい気持ちを抑えて、思い切って連絡を絶ってみたり。
いわゆる「押してもダメなら引いてみろ」作戦です。
これは、はくたかさんにとって相当な「我慢」ではないでしょうか。
次は下の句を見ていきましょう。
「豊かになりてうれしかりけり」
はくたかさんにとっての「豊か」とはなんでしょう。一度考えてみてほしいのです。
人生にとっての豊かさは実はたくさんあると思います。
毎日おいしいご飯が食べられること。ゆっくりと眠れること。友人に包み隠さず話ができること。
まずは、目の前にある幸せを噛みしめてみてください。そうすることで心に余裕が生まれます。
女性目線から見ると、やはり余裕のある男性の方が素敵に見えたりします。
お相手が年上ならば、なおさらその点を意識してみるといいかもしれません。
そして私がもう一つお伝えしたいのは、もしかするとはくたかさんは今以上に素敵な出会いをするかもしれない、ということです。
この歌にも、思ってもいなかったけれど、というニュアンスが含まれていますよね。
それと同じように、今はその方だけと感じているかもしれませんが、未来は誰にもわかりません。
(もちろん、それほど想えるお相手がいることは、本当に素晴らしいことだと思います)
自分で自身の可能性をせばめないでほしい、とも思うのです。
この歌は昔の辛かった過去を振り返りながら、「豊かになった」という現状を歌っています。
挿絵を見ても、男性が一人で何か書いています。
縁側で考え事をしているようにも見えます。
はくたかさんに今必要なのは、「自分自身を振り返ること」なのではないでしょうか。
先輩を好きになった理由は何でしたか。
自分と話しているとき、相手はどのような表情をしていましたか。
そして、はくたかさんは先輩とどのような関係になりたいのでしょうか。
我慢するにしても、想いを伝えるにしても、心の中を整理する必要があると思います。
また進む道がわからなくなったら、せいめい歌占をご利用くださいね。
はくたかさんにとって、この歌占が素敵な未来を導きますように。
和歌のたとえ耐へたるに
お告げの和歌この世をば今は果てかと思ひしに 豊かになりてうれしかりけり(この世の終わりかと思ったけれど、いまは豊かになってうれしいなあ。)
私は大学3年生で、もうじき2年間にもなる片思いをしています。相手は2つ上の社会人一年目の女性で、出会いは私が新入部員として参加したサークルの懇親会です。学年も全く違うので、卒業されるまでもう関わることもないだろうと思っていた矢先、偶然にも卒業前にご一緒する機会がありまして、そこからLINEを日常的にするようになりました。しかし、あちらも社会人一年目ということもあって、4月に入ってからは約三日おきでしか返信が来なくなり、だんだんと関わり合いが薄まってきているように感じています。忙しいことは大学生なりにも承知していますが、向こうにとって自分は取るに足らない存在だと思われているかもしれないと疑いだして、落ち着かなくなってしまいます。そういう猜疑心を持ってしまうところが本当に自分でも嫌で仕方ないのですが、それほどまでに好きなのだろうと思います。きっとその人以外の女性を好きにはなれないし、仮に別のどなたかが私と付き合いたいと思ってくれたとしても、私の脳裏には必ずその先輩のことが浮かぶことでしょう。まさに恋は盲目。我慢するとよいというアドバイスをいただきましたが、疑いを持つと変に神経が高ぶってどうしようもなくなります。一体私はこれからどうやっていけばよいのでしょうか。
はくたかさん、はじめまして!
大切なお悩みを詳細に教えてくださり、ありがとうございます。
このたび開運アドバイスをさせていただく、わしと申します。どうぞよろしくお願いいたします!
いま、はくたかさんには気になっていることが大きく分けて2つあるようですね。
1つ目は「相手との関わり合いが薄まっているのではないか」、2つ目は「この先どうやっていけばこの恋が進展するのか」という具合でしょうか。
連絡のペースが遅くなってくると、「あれ?自分とのやりとりはそんなに楽しみではないのかな……?」と不安になってしまいますよね。私もはくたかさんと似たような状況で悩んだことがあるので、 お気持ちはよくわかります!
また、はくたかさんはこの和歌を引いて「我慢するとよい」というアドバイスを受け取ったようですね。でも、本当は「ただ待っているだけではいられない、他の方法はないものか」と考えているのではないでしょうか?
せいめい歌占には①お告げの和歌、②和歌のたとえ、③挿絵の3つの要素があります。この3つを読み解くことで、新たな開運アドバイスが見つかるかもしれません。
私と一緒にチェックしていきましょう!
まずは、開運メッセージのなかでいちばん大切な①お告げの和歌 から。
「この世をば 今は果てかと 思ひしに 豊かになりて うれしかりけり」
「この世の終わりかと思ったけれど、いまは豊かになってうれしいなあ」という意味です。
前向きな兆しが感じられる、素敵な和歌ですね!
「果て」には「終わり/限界」、「豊か」には「余裕がある」という意味もあります。
つまり、はくたかさんのお悩みにあわせて考えると、「恋の進展も限界で手詰まりかと思ったけれど、余裕を持てるようになって満足だなあ」と解釈することができます。
つまり今、はくたかさんはお相手に対してどのような行動をすれば良いかわからず、もう限界だと思っている。
けれど、これから心に余裕を持って接することができれば、良い方向に向かっていく、ということです。
はくたかさんはご自身の猜疑心によって落ち着かなくなってしまったり、神経が高ぶってしまったりするとおっしゃっていましたよね。そういった感情は、たとえ隠していたとしても相手に伝わってしまうことがあります。
我慢した結果、気持ちのコントロールができなくなってしまった……となれば本末転倒です。
それならば、お相手と積極的にコンタクトをとったほうが、はくたかさんの心も軽くなるはずです。精神的に余裕があって落ち着いているはくたかさんにこそ、忙しいお相手も安心感をおぼえて癒やされるかもしれません♪
次に、②和歌のたとえ を見ていきましょう。
「耐へたるに起請するがごとし」
意味は「我慢しているときに祈るようなものだ」です。「起請」というのは、「行動を起こす際に、自分の誠実さや決意を神仏に誓う」ことをいいます。
③挿絵 もあわせてご覧ください。男の人が何やら書き記していますね。昔の日本では、「起請文(きしょうもん)」といって神仏への誓いを文書にしていました。
先ほどの①お告げの和歌 の結果からしても、やはり我慢して恋の進展を祈るのではなく、自分から動いたほうが良いということになります。
はくたかさんのまっすぐなお気持ちをお相手に伝えるのが効果的だと思いますが、いきなり「好きです!」と言うのは難しいですよね。
そんなときは「○○さんのお話を聞くのが楽しいです!」とか「今度一緒に遊びたいです!」と少しずつアピールしていってみてください。さりげなくお出かけにも誘ってみればどうでしょう♪お相手が普段仕事でお疲れのようなら、何か気晴らしになるようなスポットを提案してみましょう。
お相手との関係が続くなかで、これからまた新たなお悩みが出てくるかもしれません。
その際はまたこの「せいめい歌占」に投げかけてみてください。一人で抱えるより、開運メッセージを引いてみるだけでも案外心は軽くなるものです。私たちゼミ生はいつでもお待ちしております!
長くなりましたが、私からの開運アドバイスは以上となります。
少しでもはくたかさんのお力になれていましたら幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
和歌のたとえ飛ぶ鳥の羽なきがごとし(飛ぶ鳥の羽がないようなものだ)
お告げの和歌飛ぶ鳥の飛びゆく鳥のとりどりに 木には止まらで土に落つらん(鳥があちらこちらとりどりに飛んでいるけれど、どれも木には止まらず、地面に落ちるだろう。)
趣味のサークルで仲良くなった同性の友人との今後のおつきあいに悩んでいます。サークルを離れてからも個人的に友達付き合いをするようになりました。サークル内で接している時は気づかなかったのですが、会話の端々に何かを馬鹿にしているようなニュアンスを感じたり、無神経な言い方だなぁと思うような発言があったりします。彼女は「精神的なことで療養していたことがある、周囲にはとても気を遣っている、白黒をつけたい性分、返事がこない友達には頻繁に催促メールを送る」などと言っていました。正直のところ、彼女を刺激せずにこのまま静かにフェードアウトしていけると良いなと思っていましたが、「客観的になりましょう」というアドバイスをいただき、上記の考えは主観的であることに気づきました。ここでいう、客観的な見方とはどのようなものなのでしょうか。
はじめまして、ケロマツです!大切なお悩みを教えてくださり、ありがとうございます。
心を込めてご相談にお答えしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
いま、文の力さんの心には大きく分けて2つのモヤモヤがあるようですね。
1つ目は「距離を置きたい友人がいる」、2つ目は「今回のケースにおける客観的な見方とは何か」。
いちど友人関係になると、決定的な事件でもないかぎり、いつ、どのようにフェードアウトするかが悩ましいですね。文の力さんのお気持ち、私ケロマツ、とてもよくわかります……!
また、ご自身の考えを「主観的」だと感じたようですが、自分の感じ方を大切にするのは悪いことではありません。文の力さんがご友人との付き合い方にちゃんと向き合っているからこそだと思いますので、安心してくださいね。
それでは、文の力さんが引いた開運メッセージをご一緒に見ていきましょう。
①お告げの和歌、②和歌のたとえ、③挿絵の3つの要素をからめて、神様が文の力さんに何をお伝えしようとしているのかを紐解いていきます。
まずは、開運メッセージのなかでいちばん大切な①お告げの和歌から。
「飛ぶ鳥の飛びゆく鳥のとりどりに 木には止まらで土に落つらん」
(鳥があちらこちらとりどりに飛んでいるけれど、どれも木には止まらず、地面に落ちるだろう)
「とりどり」は、「それぞれ違っていること/思い思い」という意味です。
この和歌を見て、何を感じたでしょうか。もしかすると、「果たして私の悩みとリンクするのだろうか?」と疑問に思ったのではないでしょうか。
私はこの和歌に登場する「鳥」=文の力さんのご友人、「木」=ご友人の周囲だと解釈しました。
ご友人は「返事がこない友達には頻繁に催促メールを送る」と言っているのでしたね。
これは推測ですが、ご友人はたくさんの人と常に交流していたい方なのかもしれません。まるで止まる木を探して飛び回る鳥のように、すぐお話に付き合ってくれる、遊んでくれる人を探しては連絡をする。返事が来なければ頻繁に催促し、止まれる木を増やそうとしているのではないかと思います。
ところが、この和歌では「木には止まらで土に落つらん」、つまり「地面に落ちる」と示されています。
③挿絵をご覧ください。木を見つめる鳥の姿には、どこか哀愁が感じられます。これは、友達付き合いが上手くいっていないご友人の様子を示しているのかもしれません。
なぜなら、②和歌のたとえにもあるように、「飛ぶ鳥の羽なきがごとし」(飛ぶ鳥の羽がないようなものだ)だからです。「羽」は、「その人の魅力」に相当するのではないでしょうか。
ご友人は周囲に「とても気を遣っている」と言いながら「馬鹿にしているようなニュアンス」や「無神経な言い方」をしているのではないか、と文の力さんは感じていますよね。
たとえ本人に悪気がなくても、受け取る側が嫌な気持ちになる発言が多いと、心の距離はしだいに離れてしまいます。一度や二度のことでも、心にモヤッと残ってしまいがちです。
文の力さんが「フェードアウトしたい」と思うようになるくらいですから、「馬鹿にしているようなニュアンス」や「無神経な言い方」をよく耳にしていたのではないでしょうか。
しかし、ご友人はそれと矛盾して「とても気を遣っている」というのですから、無意識に相手の気持ちを考えない発言をしてしまうのかもしれません。「返事がこない友達には頻繁に催促メールを送る」というのも、人によっては困ってしまう行動です。
ご友人はこれらの言動が原因で、「木に止まるための羽」つまり「周囲と友達関係を続けられるほどの魅力」を失っているという可能性があります。
文の力さんは心優しい方なので、「私がフェードアウトしてしまったらかわいそうでは?」と思うかもしれません。しかし、鳥を止めてあげられる木の枝には本数に限りがあるように、文の力さんが親密に関われる友人のキャパシティにだって限界があります。
簡単ではないかもしれませんが、ご友人と少しずつ距離を置いて良いと思います。そうすることで、広い視野でご友人を見ることができ、その結果「客観的な見方」ができるのではないでしょうか。
ちょうど③挿絵のように、鳥(ご友人)と木(ご友人の周囲)を画面外から見るイメージですね。
周囲がどのような反応をしているかを観察することで、それぞれ文の力さんと似た反応なのか、違うのか、はたまたさらりとスルーしているのかがわかってくるでしょう。
これからまた、ご友人と納得のいく距離をとる前に新たなお悩みが出てくるかもしれませんが、その際はまたこの「せいめい歌占」に投げかけてみてください。一人で抱えるより、開運メッセージを引いてみるだけでも案外心は軽くなるものです。
私たちゼミ生がいつでもお待ちしております!
和歌のたとえ薬の毒を吐くがごとし(薬の毒を吐くようなものだ)
お告げの和歌言ひもせず言わねもせじと思へども 今は我が身の上とこそなれ(関わらないようにしていたが、結局、自分のところに降りかかってきた。)
人間関係に悩んでいます。自分は嫌われているかも知れないです。わからないのです。どう思われているのかが……。僕は人見知りでコミュニケーションが下手です。ですから、自分を変えようとしました。しかし大学に編入してからも人間関係に悩んでいました。その後、サークルに入り、知り合いも増え、前と比べて話をする人も増えました。ご飯も一緒に食べたりしました。でも、上手くいっているのかどうか悩んでしまいます。こんなことを言っていいのか、こんな行動をしていいのか、相手に負担をかけていないか、すごく悩んでしまいます。また、相手が自分を嫌っていないかどうかが、わからないのです。なるべく考えないようにしていますが、少し相手の態度が変わると考えてしまいます。一人になると考えてしまいます。距離を置かれているのかもしれない、冷たくされているのかもしれない。根拠はないのですが、こんなことを考えてしまいます。普段、明るくフレンドリーな人が、今日は少し冷たいような感じでした。嫌われてしまったのかと悩んでしまいます。ここでこんなことを話しても意味はないと思うし、相談された人も困ってしまうことはわかっていますが、吐き出すようなところがないので……何かアドバイスをいただけるとありがたいです。
お酒大好きさん、はじめまして。きなこと申します。お酒大好きさんの大切な悩みをお話しくださり、ありがとうございます。少しでも力になれるように心をこめてアドバイスさせていただきます!よろしくお願いいたします。
まず、ご相談内容を改めて確認しましょう。
お酒大好きさんは、もともと人見知りということで、交友関係が広くなった今でも、自分の行動によって相手から嫌われてしまわないか不安になってしまったり、相手の反応が気になってしまったりしているのですね。相手の気持ちをしっかり考えられるお酒大好きさんだからこそのお悩みだと思います、ただ、他人の気持ちを知るというのはなかなか難しいことですよね。
それでは占いの結果を①お告げの和歌、②和歌のたとえ、③挿絵の三つに分けて見ていきましょう。
まずは神様からのメッセージである①お告げの和歌から読み解いていきましょう。お告げの和歌は次のように出ています。
「言ひもせず言わねもせじと思へども 今は我が身の上とこそなれ」(関わらないようにしていたが、結局、自分のところに降りかかってきた。)
ここには今のお酒大好きさん自身の状況があらわれています。自分の中で目を背けていた、相手から嫌われてしまわないかという不安が積もり積もって、今あふれかえってしまっているのです。
それでは次に②和歌のたとえと、③挿絵を見ていきましょう。
和歌のたとえには、「薬の毒を吐くがごとし(薬の毒を吐くようなものだ)」とあります。
薬に毒なんてあるのか?と思うかもしれませんが、薬の副作用と考えてみると分かりやすいかもしれません。薬は風邪などの症状を抑えてくれますが、その代わりに体の違う部分に大きな負担を与えるものでもあります。 つまり、「他人と上手く付き合っていく」という薬をお酒大好きさんが飲んだ時、その作用はもちろん働きますが、その一方で、他人に嫌われてしまわないかと不安に思ったり気を配ったりすることによって、お酒大好きさんの「心」に大きな負担がかかってしまっているのです。
③挿絵を見てください。男性が毒を吐いています。挿絵からも分かるように、その毒はお酒大好きさんの大きな負担になってしまっているようです。
以上の3点を踏まえてみて、どう思われましたか?
何の解決にもなってないじゃないかと思うかもしれませんが、そんなことはありません。この歌はお酒大好きさんに大きな警告を与えてくれています。
もう一度、ご相談内容を確認してみましょう。お酒大好きさんは、自分は他人に嫌われてしまっていないかと不安に思っています。しかし、この歌はお酒大好きさんご自身の心に大きな負担がのしかかって、あふれてしまいそうであると教えてくれています。
つまり、今一番大事にすべきなのは「自分の心である」と、この和歌は教えてくれているのです。
他人に嫌われてしまわないか、負担にならないかと考えてしまうのは、他人に優しくできるからこそ生まれる悩みです。しかし、それをずっと悩み続けるのは自分自身にとってもかなり負担になることではないでしょうか?
だからこそ、この和歌はお酒大好きさんが無理しすぎないようにアドバイスをしてくれているのです。
最後に、この占いからのアドバイスをお伝えします。
先ほどの「無理しすぎないように」という言葉には、自分の心を大事にするという意味だけではなく、「気楽に」という意味も含まれています。今、お酒大好きさんは相手に嫌われてしまわないかについて考えすぎてしまって、自分らしく振る舞えなくなってしまっているのではないでしょうか。相手だけでなく自分のことも考えて、徐々に素の自分を出して、それを受け入れてくれる人が増えるといいですね。そうすれば、それがお酒大好きさんの自信にも繋がっていき、やがて自分に無理をしすぎないかたちで人と楽しく関われるようになるでしょう。
大変長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。お酒大好きさんのお気持ちが少しでも軽くなれば幸いです。
和歌のたとえ薬の毒を吐くがごとし(薬の毒を吐くようなものだ)
お告げの和歌言ひもせず言わねもせじと思へども 今は我が身の上とこそなれ(関わらないようにしていたが、結局、自分のところに降りかかってきた。)
人間関係に悩んでいます。自分は嫌われているかも知れないです。わからないのです。どう思われているのかが……。僕は人見知りでコミュニケーションが下手です。ですから、自分を変えようとしました。しかし大学に編入してからも人間関係に悩んでいました。その後、サークルに入り、知り合いも増え、前と比べて話をする人も増えました。ご飯も一緒に食べたりしました。でも、上手くいっているのかどうか悩んでしまいます。こんなことを言っていいのか、こんな行動をしていいのか、相手に負担をかけていないか、すごく悩んでしまいます。また、相手が自分を嫌っていないかどうかが、わからないのです。なるべく考えないようにしていますが、少し相手の態度が変わると考えてしまいます。一人になると考えてしまいます。距離を置かれているのかもしれない、冷たくされているのかもしれない。根拠はないのですが、こんなことを考えてしまいます。普段、明るくフレンドリーな人が、今日は少し冷たいような感じでした。嫌われてしまったのかと悩んでしまいます。ここでこんなことを話しても意味はないと思うし、相談された人も困ってしまうことはわかっていますが、吐き出すようなところがないので……何かアドバイスをいただけるとありがたいです。
こんにちは!りょうぺと申します。
このたびはご相談ありがとうございます。「人間関係」、たった四文字なのに子どもから大人までみんなが悩みを抱える問題だと思います。少しでもお酒大好きさんのお力になれたら幸いです。それでは、さっそく和歌の内容を読み解いていきましょう!
和歌は、「言ひもせず言わねもせじと思へども 今は我が身の上とこそなれ」です。「関わらないようにしていたが、結局、自分のところに降りかかってきた」というのが意訳です。言おうか言うまいか迷った、関わろうかどうか迷ったことが、結局良くない方向に行ってしまったというようにも捉えられます。
続いて「和歌のたとえ」にいきましょう。「薬の毒を吐くがごとし」。
よくないですね。思いもよらないトラブルとはまさにこのことです。
薬の毒、変だなと思いませんか? この毒というのは、病に対する薬の場合、過剰摂取や別用途での服用によって体に良くないことが起こっていると考えられます。
ここで、このたとえとお酒大好きさんの状況を比較してみましょう。
まさしく今の状況と、和歌がマッチしているのではないでしょうか。関わるかどうか迷っていたが、その後、自分を変えようとしてサークルに入り、知り合いが増えたという状況です。「薬」が知り合いを増やそうとする行為、「毒」が人に対する不安、人に対する気遣いなのではと考えられます。
現状を打破しようと考えてサークルに入ったという「薬」、そこで生じる不安が「毒」というようにも捉えられます。なんでもやり過ぎ、思い過ぎというのは良くないことです。薬も一歩間違えれば毒になる、ということですね。
自分はどう思われているのだろう、嫌われていないかな、と思い過ぎてしまうと、それがかえって自分を苦しめてしまっているのかもしれません。相手の態度が普段と違う時、自分のせいであるとは限りません。相手の体調が悪いのかもしれない、何か相手も悩んでいる、それこそ薬が毒になっているのかもしれない。
お酒大好きさんのせいでは必ずしもないのです。
ただ、不安になりますよね。そんなときは、自分を省みて、相手の様子を少しうかがってみるのもいいかもしれません。距離が近すぎると大枠がわからず、こころの「近視」になってしまいます。自分を責めすぎないでください。今は放っておいてほしい場合も相手にあるかと思います。それが相手にとって薬になるのかもしれません。
さて、ここで挿絵を見てみましょう。男性が、何かを吐き出しています。
これをお酒大好きさんにたとえると、お酒ではなく、相手への過度な気遣いなのかもしれません。先ほど述べた「毒」と捉えられますし、あるいは、今このようにして、相談をしている「悩み」そのものとして捉えることもできます。何かを吐き出したときは少し楽になります。過度な相手への気持ち、そして自分が抱えている悩みは吐き出したほうがよいということではないでしょうか。
この歌のたとえや挿絵に示されているように、自分にとって毒となるものは吐き出してしまえ、という気持ちで動いてみてはどうでしょうか。自分を変えるには、自分が思っている以上に動かなければなりません。なかなか難しいことですが、お酒大好きさんはすでに一歩、大きな行動を起こしているのですから、素晴らしいです。行動している自分に自信をもって進んでいけばよいと思います。
人間関係というのは不思議なものです。熱しやすく冷めやすい人もいれば、熱しにくく冷めにくい人もいます。そこで無理をして相手に合わせても「毒」になってしまうのです。
コミュニケーションは人に興味を持つところから始まります。相手に興味を持つと、自然と会話も増えていき、スムーズなやりとりができるようになります。これは僕の経験に基づくアドバイスなのですが「まずは相手をよく見て、その後で自分を見てもらう」ということを意識してみると、少しずつよい方向にいくと思います。そこを打破できれば、人と話すのが楽しいと思えるようになるのです。
お酒大好きさんが、人と話すことを心の底から楽しいと思える日が来ることを願っています!
これから先、何かあればこの歌占を利用してみてください。気持ちを込めて占うと、現状が結果としてあらわれやすいと言われています。吐き出すことで、こころも楽になります。そして、またこうしてお話しできれば、なお嬉しく思います。
和歌のたとえ旅寝の夢のごとし(旅でみる夢のようなものだ)
お告げの和歌ある時もまたある時も草なれば 喜びもあり楽しみもあり(いつもいつも旅に出ていて、そのときどきで喜びもあれば楽しみもある。)
男性恐怖症ですが、恋愛したいんです。男性と恋愛できないことについて、以前この歌占でコギ犬さんといくらさんにアドバイスしていただき、それを読んで前に進める気がしました。その節はありがとうございました。その後、私に以前つきまといみたいなことをした男性に不幸にも再会してしまい、またつきまとわれ寸前になったり、中学の頃に教師に異性として好かれてしまい怖かったことを思い出したりして、自分が男性恐怖症だと気づきました。恋愛できないという自分の悩みは、男性に相手にされないのではなく、常識のある男性に相手にされなかったのが原因だとわかりました。男性恐怖症の私でも恋愛したいと思っています。どうかアドバイスをお願いいたします。
森霜雪華さん、はじめまして!
みみ天と申します。
今回もご相談いただき、ありがとうございます!
男性に関して、つらい経験をされているんですね……。それでも、恋愛に向き合いたいという前向きな気持ちでいらっしゃり、素晴らしいと感じました。
少しでも森霜雪華さんのお役に立てるよう、精一杯お手伝いさせていただきますので、よろしくお願いいたします!
まず、いちばんにお伝えしたいのは、とても明るく前向きな和歌が出ているということです。
森霜雪華さんにとって素敵な未来が待っていることを表しています。
それでは、①お告げの和歌、②和歌のたとえ、③挿絵の3つを丁寧に見ていきましょう!
まず、①お告げの和歌に注目してください。
上の句には、「ある時もまたある時も草なれば」とあります。「草」というのは「草枕」のことで、旅先で、草で仮に編んだ枕の意から「旅寝」することです。つまり、いつでも旅寝している、常に旅に出ているという意味です。
この上の句はどんなことを表していると思いますか?
それは、「行動力」です。
つらいことや悲しいことがあると、つい内にこもってふさぎ込んでしまうことが多いのですが、そんな時こそ外に出かけたり、人と話したりして、新しい環境に身を投じることが大切です。そうすることで、森霜雪華さんが求める、常識を備えた素敵な男性と出会える機会も増えるはずです。
また、「喜びもあり楽しみもあり」という下の句もとても印象的ですね。つらさや悲しみといったネガティブな表現は一切なく、「喜び」と「楽しみ」というポジティブな言葉が使われています。森霜雪華さんの明るい未来を感じさせるとともに、男性恐怖症でありながらも恋愛に向き合いたいという前向きで素敵な現在の姿勢が表れています。
次に、②和歌のたとえ、③挿絵を見ていきましょう。
②和歌のたとえは「旅寝の夢のごとし」(旅でみる夢のようなものだ)とあります。これは、③挿絵と良くリンクしていますね。挿絵の旅人の男性は縁側にのんびり横になって、眠っています。
ここで、ポイントがあります!
なにやら、大きい吹き出しのようなものが描かれています。
これは、「想像力」を表しています。
つきまとわれたり、教師に好意を持たれたりした怖い過去のことはあまり考えずに、この挿絵の男性のようにリラックスして、森霜雪華さんにとって理想的で楽しい恋愛をイメージしてみましょう。そうすることで、男性に対する恐怖心が少しずつ和らいでいくはずです。
まとめると、①お告げの和歌にあるように「行動力」を大切にすれば、新たな出会いがきっと訪れます。また、②和歌のたとえ、③挿絵では、「想像力」が鍵となっていますので、男性や恋愛に対して楽しいイメージを膨らませてみてください。
冒頭でもお伝えしましたが、とても前向きで明るい和歌が出ていますので、森霜雪華さんの意識や行動を少しずつ変えていくことで、お悩みが解消されていくことでしょう。
森霜雪華さんにとって素敵な未来が訪れるよう、陰ながら応援しています。
前回の歌占アドバイスがお役に立ったとうかがって、とても嬉しく思いました。また何かありましたら、いつでもご相談くださいね。
ゼミ生一同、お待ちしています。
和歌のたとえゆく道に関あるがごとし(行く道に関所があるようだ)
お告げの和歌
6年ほど付き合っている彼氏との間に恋という感情がなくなったような気がして、これからどうするべきかと悩み、歌占を利用しました。私としては続けたいのですが、相手がどう思っているのかわからないだけに不安です。お告げの結果に計画に障害はつきものと出てきたので、さらに不安になりました。どう解釈するべきなのでしょうか?アドバイスをお願いします。
りんさん、はじめまして。ちゃちゃまると申します。この度は、りんさんにとって大切な悩みをお話しくださり、ありがとうございます。少しでもお力になれますよう、心をこめてアドバイスさせていただきます!それでは、どうぞよろしくお願いします。
まずはご相談内容について、改めて確認しましょう。
りんさんは、6年ほどお付き合いをされている彼氏さんとの間に、恋という感情がなくなったように思っているのですね。そして、この先も関係を続けていきたいけれど、彼氏さんの気持ちがわからないから不安だ、ともあります。「あなたはどう思ってるの?」と素直に聞くことができれば楽なのですが、今後のことって、過ごした年月が長いとかえって聞き方に困ることもありますよね。
占いの結果は厳しいように見えますが、細かく読み解いていけば大切なメッセージが隠されているものです。 私と一緒に、①お告げの和歌、②和歌のたとえ、③挿絵の3つの要素を見ながら考えていきましょう。
まずは神様からのメッセージである①お告げの和歌から読み解いていきましょう。お告げの和歌は次のように出ています。
「旅衣よそを見ばやと思ひしに 霧をへだつる三保の松原」(他の場所を見たいと思って旅に出たが、美しい三保の松原は霧がかかって見られなかった。)
ここで注目したいのが前半の「よそ」です。こちらは古語で「離れた所、別の所」という意味とともに、「別の人、他人」という意味もあります。りんさんの悩みとあわせて考えると、「離れた所、別の所」¬=「お二人の新たな展開」、そして「別の人、他人」¬=「彼氏さん以外の男の人」という2つの解釈ができると思いませんか?
下句の「三保の松原」は、日本新三景の1つとされている美しい景勝地です。この和歌では「三保の松原」を目指して旅に出ているので、こちらを「お二人にとっての輝かしい今後」と解釈しましょう。それが「霧」によって「へだつる」、つまり遮られてしまう。
つまり、全体の解釈をあわせると、「お二人の関係を進展させようと新たな展開を計画しても、彼氏さんと別れて新たな恋を探しても、お二人にとって良い結果は得られない」というメッセージが受け取れるのです。
このメッセージは、りんさんが気にしていらっしゃった「計画に障害はつきもの」という言葉にもつながってきますね。要するに、今は変わった動きをするときではないのです。
たしかに、長い間付き合っていると、いわゆる「マンネリ化」状態になって、彼氏さんとの関係に飽きてきてしまうときもあるでしょう。りんさんはそれに気づいて、「恋愛感情がなくなったかも」と、ふと立ち止まった。しかし、りんさんのように一旦歩みを止めることは、お互いの関係を考え直すきっかけになる良い機会になります。反対に、ここでお告げの和歌の旅人のように思い立ったままに行動してしまうと、思わぬ結果に直面してしまうかもしれません。
また、りんさんは彼氏さんの気持ちがわからないとおっしゃっていました。ですが、「彼氏さんと別れて新たな恋を探しても良い結果は得られない」という逆の結果を招くことも然り、です。
りんさんには彼氏さん、彼氏さんにはりんさんなのです!りんさんが今後も関係を続けていきたいと思っているなら、彼氏さんも同じ気持ちをお持ちのはずです。
それでは次に、②和歌のたとえ、③挿絵を見ていきましょう。
和歌のたとえには「ゆく道に関あるがごとし」(行く道に関所があるようだ)とあります。
「関」という言葉に注目してください。「関」は古語で「物事をせきとめるもの」という意味や、「関所」という意味があります。物事をせきとめるというのは、お二人の関係を変えようと行動すると、かえって壁にぶつかってしまうことだと解釈できます。先ほどのお告げの和歌のメッセージを裏づけていますね。
また、関所というのはそもそも、街道の要所や国境を通行する人を検査する場所です。お二人の関係に結びつけると、りんさんが恋愛感情について疑問を持ち立ち止まった「今」も、その要所を意味するといえるでしょう。そして、今後もお二人が人生という旅路を歩んでいくうえで、「要所」がいくつも待っていて、そこに出会うたびに、お互いが関係を見つめ直して乗り越えていくことになるのです。
③の挿絵をごらんください。旅人は道をはばまれてうろたえているように見えます。しかし、それは彼が一人だからです。今、りんさんもお二人の関係について、「一人で」悩んで「一人で」動こうとしていませんか?
この先もお二人で歩んでいきたい、お二人の関係を続けていきたい!とお思いなら、今の「要所」についてもお二人で考えていくべきではないでしょうか。
最後に、この占いの結果からアドバイスをお伝えします。
お二人の今後について考えていくなら、やはり彼氏さんがどのような気持ちなのかを知る必要があります。まずはりんさんの正直な思いを彼氏さんに伝えてみましょう。
「恋愛感情がなくなったかも」と言いにくいのなら、「マンネリ化しているかも、でも長く付き合っているカップルなら必ず通る要所だよね!」なんて気楽に明るく言ってみるのも良いかもしれません。そして、「今後もあなたとカップルでいたい」という気持ちを真剣に伝えれば、彼氏さんはきっとわかってくれるはずです。お二人の関係は6年間も続いているのですから、積み重ねてきた固い信頼がりんさんを支えてくれます。
ちなみに、マンネリ化解消の手段として、普段とは違う場所でデートをするというのはいかがでしょう。和歌に出てきた「三保の松原」は、周辺に富士山などの有名スポットがある静岡の美しい景勝地です。ぜひ一度、お二人で足を運んでみてください!
大変長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。お気持ちが少しでも軽くなっていただけたなら幸いです。りんさんと彼氏さんがこれからも素敵な関係でいられますように!
和歌のたとえ人の家、焼けたるがごとし(人の家が焼けているようだ)
お告げの和歌家かげに何と咲きつる
こんにちは。迷った時はいつも参考にさせていただいております。現在、就職活動をしている大学4年生です。先ほど終えた集団面接が上手くいったか不安で、今志望している企業をこのまま志望して良いか(または諦めて別の企業の選考へ頭を切り替えたほうが良いか)占ったところ、このような結果となりました。どのように解釈すればよろしいでしょうか……。
こんにちは。いつも歌占をご利用いただきありがとうございます!私も就職活動中なので、不安なお気持ちはよくわかります。神様からのメッセージを読み解きながら、一緒にその不安を解消していきましょう。
まずは和歌をご覧ください。桜と言えば、「合格」などを想起させる縁起の良いお花ですね。この和歌は、「家かげ=自分」のそばにあった「桜花=内定の希望」が「一夜=一瞬」のうちに「風=外部からの要因」によって散ってしまった、という歌です。一見縁起が悪そうですよね……。
特にご注目いただきたいのは、「一夜」というキーワードです。夜は普通、人が寝ている時間、つまり「最も油断している頃合い」。この和歌は、「一瞬油断をしている隙に、内定の希望が散りかねないよ」と警告しています。その希望を散らしてしまうのは、風のような「突然外部からもたらされる何か」です。具体例をあげるとすれば、面接の場の雰囲気に呑み込まれることや当日の体調不良などが考えられるでしょう。
次に和歌のたとえと絵を見てみましょう。これらには、「身近なところ」で「他人」の家が燃えている様子が描かれていますね。実はこれらも、先ほどの和歌と同じ警告を表しています。すぐに「外部の望ましくない環境」から離れなければ、いつ自分が燃え移ってしまうかわからないよ、ということです。
これらの警告をふまえて考えると、蓮さんが一瞬たりとも油断することなく努力し続けていれば、悪いことが近づいてきたとしても瞬時に対応して本来の力を出し切ることができる、そうすればおのずと内定が見えてくる、というメッセージが読み取れます。どうかご安心くださいね!
今回ご相談いただいた集団面接の結果がどうであったかはわかりませんが、その時に蓮さんが実力を出し切れる精神状態が整っていたのかどうか……結果はおそらくそれに左右されることになるでしょう。まずは、油断さえしなければ十分戦えるほどの実力を培ってきたご自分を、しっかりと褒めてあげてください。
その結果次第で志望企業をどうすべきかも変わってくることでしょうが、現在すでに「桜花」は見えている状態なので、少なくともご自身の「夢」や譲れない「企業選びの条件」は諦めずに追い求めていくべきだと思います!
蓮さんが常に臨戦態勢で臨み続ければ、必ず桜は咲いてくれます!決して簡単なことではありませんが、自分を信じて頑張ってくださいね!どうかご武運を!
和歌のたとえ草の根にはなれたるごとし(草が根から離れたようだ)
お告げの和歌つゆの根に草木の
最近、彼氏と喧嘩をしてしまって、その後から何となく彼氏と距離を置きがちになってしまったので、今後の彼氏との付き合い方を占いました。そうしたら基盤をしっかり固めましょうと言われました。これは私の性格、というか考え方をしっかりさせるということなのでしょうか? それとも初心を忘れないようにということや、それ以外のニュアンスも含むのでしょうか?よろしくお願いします!!
みつやさいだーさん、はじめまして。今回の内容は、喧嘩をしてしまった彼氏さんとの今後の付き合い方についてですね。特に今は会えない時間が長く、つらい状況だと思います。少しでもみつやさいだーさんの力になることができれば幸いです。
それでは、さっそくお告げを読み解いていきましょう。
まずは、和歌のたとえに注目してみます。
「草の根に離れたるごとし」、これはみつやさいだーさんと彼氏さんとの距離が少し空いている状態を表しているのではないでしょうか。「草」は2人の状況や関係、「根」はお互いの気持ちを表しているのだと思います。
喧嘩というものは相性が悪いから起こるものとは限りません。お互いに思い合っているからこそ、気持ちがぶつかる場面もあるかと思います。今はそのような状況で、お互いの行動と気持ちがうまく噛み合っていないのかもしれませんね。
それでは、次にお告げの歌を見ていきましょう。
この「つゆの根に草木の梢いかにせんさのみに枝は萎れけるかな」という歌は、「わずかな根っこでは草木の枝は枯れてしまうばかりだ」という意味です。さきほどのたとえに当てはめると、お互いの気持ちがわずかなつながりしかないと2人の関係は枯れてしまう、と読めるのではないでしょうか。
一見するとあまり良くないお告げに聞こえますが、裏を返せば、2人の気持ちがしっかりしていれば、関係は良くなっていくとも解釈できます。
植物は根と枝だけでできているわけではありません。木の幹や茎なども大切なもので、植物を支えています。たとえ一時的に枝が枯れてしまったりしても、他の部分が丈夫ならば、そこからまた元気になる可能性は十分にあります。目立つ「枝」の部分だけに目を向けるのではなく、自分の「根」や「幹」を見つめ直すことが大切なのかもしれません。
今度は挿絵を見てみましょう。
この絵には、枝葉と地面からのぞく根が描かれています。
注目していただきたいのは、見えている根は少しですが、枝葉は茂っているところです。物事は目に見える部分が全てではないと思います。もしかすると、お互いに伝えていない深い根の部分が眠っているかもしれませんよ。
見えづらい根の部分を言葉にして伝えてみることが、2人の関係を見直すきっかけになるでしょう。
草木の枝を元気にするために一番大切なのは「根」の部分です。「根」がしっかりしていれば大丈夫ですよ、というのが、みつやさいだーさんへのこの歌のメッセージなのだと思います。みつやさいだーさんと彼氏さんが、目に見えるものだけではなく、目に見えない部分も大切にして、2人で草木を育てていくことが大切なのではないでしょうか。
長くなりましたが、読んでいただき有難うございました!
みつやさいだーさんの幸せを心よりお祈りしています!
和歌のたとえ恋しき人に逢ふがごとし(恋しい人に逢うようなものだ)
お告げの和歌こなたより人にぞ
自粛期間が長引き、恋人と会えない日々が続いていて精神的に辛いです。こういう時の心持ちをどうしていけばいいかわからず占いました。「自分らしさを大切に」という結果が出ましたが、どう解釈すればよいでしょうか。
累さん、こんにちは。長引く自粛期間、思うようにいかないことがたくさんありますよね。恋人に会えないというのは、なんとも寂しくもどかしいもの。ですが、ご自身で「心持ちをどうしていけばよいか」と考えられる累さんなら、きっとこの時間も有意義なものにできるはずですよ。
さっそく神様からのメッセージを見ていきましょう。お、これはなかなか良い和歌ですね。この和歌には、累さんの現在の状況が表れています。
まずは上の句、「こなたより人にぞ猶も思はれて」にご注目ください。累さんは、「多くの人から愛される」という状況にあるようですね。
そして下の句は、「猶重ねても花主のほど」と続きます。一口に「愛される人」と言ってもそのタイプは様々ですが、累さんはご自身が「花」となることで周りを惹き付けていくタイプなのではないでしょうか。皆の中心で輝くことによって、さらに魅力が開花することでしょう。
「恋しき人に逢うがごとし」という和歌のたとえからは、運気の波に乗ることで、「恋しき人」つまり「自分が理想とするような人」に会うことができると読み取れます。
少しわかりにくいので、挿絵も見てみましょう。男性が2人、親密な様子で談笑していますよね。「恋しき人」なのに「同性」?と思われるかもしれませんが、実はここがポイント。
累さんがもうすぐ出会うのは、もう一人の自分、つまり「自分が思い描く、理想の自分自身」なのではないでしょうか。さきほどの歌とあわせて考えると、「ご自身の魅力を輝かせようと意識することで、理想の自分に近づくことができ、その結果より人から愛されるようになる」ということになります。
一日でも早く恋人に会いたいと願う切実なお気持ち、本当によくわかります。そう思われるのは、その恋人との関係を大切にされているからですよね。だからこそ、自分を高める充電期間も重要です。
ここはポジティブに、自粛期間を「二人の末永い関係への先行投資」と捉えてみましょう。「どんな自分になりたいか」「自分の個性はなんなのか」、この機会にぜひゆっくりとご自身に問いかけてみてください。そして、その理想像のために、できることを少しずつ積み重ねて自分磨きを続ければ、累さんは恋人からのより深い愛情を得られるはずですよ。
どうか、このまたとない時間を有意義に活用してくださいね。一刻も早くコロナが収束しますように。最後までお読みいただき、ありがとうございました!
和歌のたとえ鶴の林に会ふがごとし(鶴のいる林に出くわすようなものだ)
お告げの和歌千代までと栄ゆる鶴の
子どもが小学生時代に受けた言葉のいじめがトラウマとなっています。助けを求めた先生には「お前が悪い」と言われ、私の助言も納得がいくものではなかったらしいのです。くすぶり続けた思いがここ2~3年で噴出し、勉強もままならず、20歳を目前にした今、メンタル面での治療を続けてほぼ1年、何事も停滞中。親としてどのように接していけばよいのか、試行錯誤しながら悩んでいるところです。
はじめまして、にゃんきちさん。
私と同年代のお子さんがいらっしゃるのですね。母親として毎日頑張っておられるにゃんきちさんが、このせいめい歌占を訪ねてくださったこと、とても嬉しく思います。
実は私も20歳手前に心の治療を受けていた時期がありました。そのことが思い出されて、お力になりたいと思いました。どうぞよろしくお願いいたします。
にゃんきちさんはお子さんに幸せな人生を歩んでもらうために、親としてどうしたらよいのかを占われました。
まずはじめに申し上げたいのは、引いた結果がすばらしい和歌であるということです。
「千代」、「栄ゆる」、「鶴」、「楽しき」、「豊か」と、とてもポジティブな言葉で構成されています。歌占でもっとも大切なのは和歌なので、これはぜひ喜んでいただきたい。
長寿の象徴である鶴の寿命と同じくらい「楽しき時は豊かなりけり」というのは、この先のお子さんの長い人生が「楽しむことで豊かになれる」という意味です。神さまからの激励をありがたく受け取ってください。
では、親としてどのように接したらよいのか。この問いの答えを読み解いていきましょう。
和歌のたとえを見ると、「鶴の林に会ふがごとし」とあります。絵に目を移すと、松の木と鶴が描かれていますね。
つまり「鶴の林」とは松の林であることがわかります。「松」もまた不老長寿の象徴です。神さまは縁起の良さと長い時間のイメージをにゃんきちさんに伝えたいようですね。「長い時間」これは大切なキーワードです。
また、「松」は「待つ」と読むことができます。この先にはステキな未来が長く続くので、そのときを待つように、というメッセージなのではないでしょうか。
お子さんの心が傷ついたのは小学生のころに起こった出来事なのですよね。原因がはっきりしているのはとても良いことだと思います。そのトラウマの克服を目標にできるからです。ただ、小学生のころの出来事は、20歳目前の現在から見ると時間が経っていますね。
もしかしたら、本当はそうじゃなかったかもしれないことが頭の中で強迫観念となってお子さんを傷つけていることだって考えられます。はたまた、にゃんきちさんが思っていることとは違う何かが原因かもしれません。しかし、小学生の頃からお子さんとにゃんきちさんが抱え続けた困難はぜったいに無駄になりません。その時間にも価値があることを忘れないでください。
さきほど、「待つ」というメッセージをお伝えしましたが、どうかお子さんをひとりにはしないであげてください。私が辛かったとき、私は誰にも何が辛いか話せませんでした。
うまく言葉にできないし、心配をかけていることがわかっていたからこそ親には申し訳ない気持ちでいっぱいで、ひとりでいるべきだと考えていたのです。けれど、あのとき母の用意してくれた温かいご飯や、ふわふわの布団、たわいない話が、私に「こんな私でも存在していいんだ」と思わせてくれました。トラウマの克服や、外へ出ることを目標とせずに、お子さんがどれだけ尊い存在であるかを長い時間伝え続けていただきたいのです。
「待つ」のはときに大変かもしれませんが、焦らずに気を長くして、お子さんの話を聞いたり、おいしいものを一緒に食べたりして、毎日を支えてあげてください。その積み重ねが将来的に「楽しき時」につながってくるだろうと思います。
その時が、遠からずやってきますように。
和歌のたとえ月の曇るがごとし(月が曇っているようなものだ)
お告げの和歌眺むれば恋しき人の恋しさに 曇らば曇れ秋の夜の月(月を眺めていると恋しい人がもっと恋しくなってしまうから、曇るならば曇ってくれ、秋の夜の月よ。)
恥ずかしながら、私には彼氏が今までいたことがありません。今年で23歳になるのですが、そもそも異性からあまりそういう対象にされたことがありません。全くそういう人がいなかったわけではありませんが、あまりにも年上すぎる人などでした。いなくても恥じゃないという考え方もありますが、自分には同世代の人と比べてあまりにも浮いた話がなさすぎるため、惨めさと悲しさを感じます。アドバイスをお願いします。
森霜雪華さん はじめまして。歌占のご利用、またご相談ありがとうございます。
周りの同年代の方と比べ、自分には浮いた話がなく、なんだか悲しくなってしまうというお気持ち、大変よくわかります。私自身も周りの友人の恋愛話を聞きながら、私にはなんにもないなぁと悲しくなる時があります。虚しくなっちゃいますよね……。
今回、せっかくこの歌占いを利用していただいたからには、なんとかお力になれるように努力します。また、そのためには森霜雪華さんのご協力も必要です。今回の占い結果について、森霜雪華さんご自身でも考えながらお話を聞いていただけるとありがたく思います。それでは始めていきましょう。
今回、森霜雪華さんに対しての神様のお告げは「眺むれば恋しき人の恋しさに 曇らば曇れ秋の夜の月」という歌です。この歌を見てどう思いましたか? 今のご自身のお気持ちと合っていると感じましたか?
世間の恋人達を見ていると、どうして自分にはそういった相手が居ないのか、どうして恋愛の話がないのか、そう思いだすと悲しくなってしまうから、いっそそんな悲しい思いをしている自分ごとなくなってしまえばいいのに。
この歌を状況にあわせて解釈すると、このような意味になるのではないでしょうか。
また、隣のイラストでは大きなまん丸の月に雲がかかって見えない状態です。このまん丸の月なのですが、雲がなければすごく綺麗に見えますよね。これって本来の森霜雪華さんだと思うのです。しかし今はそんな綺麗なあなたに雲がかかってしまっている。
この雲は、森霜雪華さんの劣等感だったり虚しさだったりするのではないでしょうか。
アドバイスの一言には「なげやりになっていませんか。目の前のことを丁寧に。』とあります。
今、森霜雪華さんは自分には浮いた話がない、自分は必要とされていないのかもなどと、どんどん悪いほうに考えてしまうループに入っているのではないかと思います。
そういった思いってやはり外にも出るもので、せっかく綺麗で素晴らしい魅力があるのに、それが見えない状態になっているのではないでしょうか。
人が一番輝くときって、自分がやりたいこと、やりがいを感じることをしているときだと思うんです。自分に自信があって、今すごく輝いてると思える人って、キラキラしていて魅力的じゃないですか?
森霜雪華さんもそういった人だと思うんです。でも今はそんな本来のあなたが見えづらくなっているのでは……。
私からのアドバイスは2つです。
1つ目は、自分が楽しめる趣味や興味のあるものにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
恋愛はタイミング、とも言いますし、もしかしたら趣味のほうから運命の人と出会うことだってあるかもしれません。またそんな趣味を楽しめる森霜雪華さんに思いを寄せてくれる方が見つかるかもしれません。
まずは綺麗な月にかかっている雲を払い、月を輝かせてみてください。
2つ目は、明日からでも実践できるすごく簡単なことです。いつもより少し上を向いて背筋を伸ばして歩いてみてください。それだけかと思うかもしれませんが、歩き方ひとつで、気持ちって変わるものですよ。
森霜雪華さんが素敵な方と出会えますように、まん丸の綺麗な月を側で眺めてくれる人に出会えますように、心から応援しています。毎日を楽しんでください。
※今回のお悩みは「いくら」のほか、「コギ犬」からの回答も下に掲載していますので、よろしければあわせてご覧ください。
著者:平野多恵
出版社:笠間書院
価格:1,300円+税
おみくじ歌のルーツが鮮明に
各社寺の特徴やおみくじの歴史的な意義があらわれた五十首を収録。明治から現代までのおみくじに載せられた和歌を中心に、そのルーツとなる神のお告げの歌や和歌占いに用いられた歌をピックアップ。紹介された社寺にも行ってみたくなる。
著者:平野多恵
出版社:河出書房新社
価格:1,200円+税
人生を豊かにするおみくじの読み解き方!
おみくじに込められた神さまのメッセージとは?そしておみくじの正しい見方とは?平野先生がおみくじや和歌の歴史を解説、そのヒミツを解き明かします。御朱印帳ならぬ、おみくじ帳も付いてます。
著者:平野多恵/絵・遠藤拓人
出版社:夜間飛行
価格:3,600円+税
占い好き必携!歌占オラクルカードブック
今の自分に必要な和歌を神さまから受け取ることができる。32首の和歌で構成された歌占カードと、占い結果や歴史解説が読めるブックレット。占い好きだけでなく、猫好きをもうならせる本作はプレゼントにもおすすめです。